マリア・シャラポワ(テニス)第3シードのマリア・シャラポワ(ロシア)が、全米オープン2回戦で、ルルド・ドミンゲス・リノ(スペイン)を全く寄せ付けず、6-0、6―1、わずか54分で倒し、3回戦進出を決めた。

シャラポワは、持ち前の強打全開で、第1セットを21分で先取した。最大の武器であるサーブだけでなく、ストロークを攻撃的に打ってネットプレーにもつなげた。ドミンゲスリノは、第2セット第2ゲームを取るだけに終わり、ナイトセッションは、“シャラポワショー”と化した。

シャラポワは、ファーストサービスでのポイント獲得率が83%に達し、サービスエースを6本叩き込んだ。また、ミスを7本に抑えつつ、ネットプレーを93%成功させ、ウィナーは30本に達した。

「とてもいいプレーができたわ。ずっと攻撃的だったし。彼女はクレーコートでいい結果を残してきましたからね。とにかくとても嬉しい。また3回戦に進出できて嬉しい」

このように試合を振り返ったシャラポワは、ロンドンオリンピックの後、予定していた北米での2大会をキャンセルして、ぶっつけ本番で全米オープンに臨んだ。

「まず休養が第一でした。健康であることを心がけたのです。でも、ハードコートに戻れてよかった。ハードでのプレーが好きです。クレーやグラスでは、予測不能のイレギュラーバウンドがあるけど、ハードではそんなことはなく、想定内のプレーができるわ」

06年以来、2度目の全米オープンタイトルに向けて、シャラポラの視界は現在良好だ。

※写真は2回戦で快勝したマリア・シャラポワ