2日、米国・ニューヨークのフラッシングメドウで開催されている、全米オープン男子シングルス3回戦で、世界ランク2位、第2シードのノバク・ジョコビッチ(25歳、セルビア)は、同35位で第31シードのジュリアン・ベネトー(30歳、フランス)を、6-3、6-2、6-2のストレートで下し、4回戦進出を決めた。
昨年のチャンピオン、ジョコビッチは、1、2回戦をストレートで勝ち上がってきている。しかも、2試合に要した時間は3時間にも満たない。まさに絶好調と言える。試合は、その好調さを証明するように、正確かつ破壊力のあるショットを、ベネトーのコートにたたき込んでポイントを重ねていく。
ベネトーもドロップショットなどを交えて、打開策を講じるが、すでに勢いに乗っているジョコビッチには焼け石に水。そして、ジョコビッチの2セットアップで迎えた第3セット、第8ゲーム40-0からバックハンドのダウンザラインで、この日41本目となるウイナーを決めて、4回戦進出を果たした。
全米オープン
男子シングルス
3回戦
○ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 6-3 6-2 6-2 ●ジュリアン・ベネトー(フランス)[31]
2回戦
○ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 6-2 6-1 6-2 ●Rogerio Dutra Silva (ブラジル)
1回戦
○ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] 6-1 6-0 6-1 ●パオロ・ロレンツィ(イタリア)
※カッコ[ ]内数字はシード順位