ミロス・ラオニック

5日、東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園で開催されている、楽天ジャパン・オープンシングルス準々決勝で、世界ランク15位で第6シードのミロス・ラオニック(21歳、カナダ)は、同9位で第3シードのヤンコ・ティプサレビッチ(28歳、セルビア)と対戦し、6-7(5)、6-2、7-6(7)のスコアで逆転勝利を収め、4強一番乗りを果たした。

過去に2人が対戦したのは、今年のチェンマイの決勝で戦った1度だけ。そのときは3セットすべてタイブレークという接戦を演じて、ラオニックが勝利を収めている。

試合は、チェンナイのときと同じように接戦が繰り広げられた。第1セット、10本のサービスエースを奪ったラオニックに、ティプサレビッチはベテランらしく、バリエーションのあるストロークで戦い、タイブレークの末、ティプサレビッチが先取する。

しかし、第2セットに入るとラオニックは、ファーストサーブのスピードを抑え、コントロール重視で打ち、71%の確率をたたき出し、ティプサレビッチの攻撃を抑えることに成功し、6-2で奪い返す。

ファイナルセットに入ると、両者一歩も引かない展開に突入し、またしてもタイブレークに入り、ラオニックがわずかの差で、ティプサレビッチを下して4強入りを果たした。

ミロス・ラオニック(カナダ)[6] 6-7(5) 6-2 7-6(7) ●のヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)[3]

[ ]内の数字はシード順位