10日、中国の上海で行われている、上海マスターズのシングルス2回戦で、世界ランク15位で第14シードの錦織圭(22歳)は、同22位のサム・クエリー(25歳、米国)と対戦し、6-2、1-6、4-6のスコアで3回戦進出はならなかった。
錦織とクエリニーの過去の対戦成績は錦織の1勝2敗。ランキングも近い2人の対決は接戦になることが予想された。
クエリーのサービスゲームで始まった第1セット、いきなり錦織がブレークに成功し幸先の良いスタートを切った。そして、第3ゲームもブレークし、試合序盤にしてゲームをコントロールして、第7ゲームを終えて、5-2とリードした。この直後、錦織がインジュリータイムを取り、右足の治療を受ける。しかし第8ゲーム、錦織はサービスゲームを簡単にキープしてこのセットをものにした。
第1セット終了後に再度治療を受ける錦織は、第2セットに入ると、明らかに動きが悪くなり、第2ゲームをブレークされ、このまま流れは変わることなく、第2セットを落としてしまう。
ファイナルセットに入ると、徐々に回復してきたのか、自身のサービスゲームをキープしながら、クエリーのサービスゲームでのブレークチャンスをうかがい、第4ゲームをブレークして、このまま押し切るかと思われた。
しかし、サーブが安定しない錦織は、第7、9ゲームと連続してブレークされて、4-5と逆転を許してしまい、続く第10ゲームをクエリーにキープされ、錦織は、2回戦で敗退した。