31日、台北で開催されている台北WTAレディース・オープンのシングルス2回戦で、世界ランク161位の奈良くるみ(20歳)は、同151位のタマリネ・タナスガーン(35歳、タイ)と対戦し、6-3、0-6、6-4の接戦を制して8強入りを果たした。
奈良が対戦したのは、2008年のウィンブルドンでベスト8に入ったこともある、経験豊富なタナスガーン。過去に一度戦っているがそのときは、タナスガーンが第2セットで途中棄権し、奈良が勝利している。
試合は、第1セット、タナスガーンの3本のダブルフォールトなどで、奈良が主導権を握り、6-3でものにするが、第2セットに入ると、タナスガーンが6-0という一方的なスコアで奪い、イーブンにする。
ファイナルセット、流れはタナスガーンにあったが、奈良が粘りを見せて食らいついていき、終盤にブレークを重ね6-4のスコアで勝利を手にした。
台北WTAレディース・オープン
シングルス
2回戦
○奈良くるみ 6-3 0-6 6-4 ●タマリネ・タナスガーン(タイ)
○クルム伊達公子[6] 6-1 6-2 ●Ling ZHANG(香港)
1回戦
○森田あゆみ[3] 6-2 6-1 ●Hua-Chen Lee(台北)
○土居美咲[7] 6-4 7-5 ●Qiang Wang(中国)
○Nudnida Luangnam(タイ) 6-4 7-6(8) ●瀬間詠里花
○クルム伊達公子[6} 6-4 3-6 7-6(5) ●Alexandra Stevenson(米国)
○奈良くるみ 6-3 6-3 ●Ya-Hsuan-Lee(台北)
[ ]カッコ内の数字はシード順位