「70点のでき」とインタビューに現れた錦織は開口一番言った。
それでも勝ち切れたのはトッププレイヤーとしての真の実力がついた証拠だろう。

錦織のコーチをしているダンテ・コーチがアルゼンチン出身なので、ベルロクとは何度も練習した仲。
1回戦の前の練習でも一緒にしていた。
公式戦では初めての対戦。
お互いに手の内を知っているので、やりずらそうな試合展開になった。
その試合の詳細をお届けしよう。

1/16(水)全豪オープン DAY03

<男子2回戦>
○16)錦織圭 7-6(7) 6-4 6-1 ●C. BERLOCQ(ARG)

対戦相手のベルロクは68位(最高ランキング37位)、29歳。
トスに勝った錦織はレシーブを選ぶ。

ベルロックのゲームで始まる。
アルゼンチンらしいストローカー。片手バックだ。

身長は183cmとATPのデーターだが、もっと身長は高そうに思える。
ファーストサーブは200キロが出て、なかなかリターンが返らない。

ベルロックの第3ゲーム、
錦織は狭いフォアダウンザラインへパスを沈める。
また、フォアアングルウィナーと連続ランニングスーパーカウンターショット!
ラブでブレーク!早くも2-1ブレークアップ。調子はいい。

錦織の第4ゲーム、
ベルロックもフォアダウンザラインへハードヒットしてくる。
ストローク戦は嫌がらないタイプだ。
あれ!ブレークバックされてしまった!(2-2)
ベルロックは足がついてくるとすごいところへ打ってくる。気をつけたい。

錦織はバックダウンザラインパスを抜く。
少々追い込まれてもここを抜く自信があるのだろう。狭くても狙うのだ。

ベルロックも片手バックダウンザラインパスウィナー。
すごいパスの応酬だ。

ベルロックのドロップ・ショットに逆を突かれた錦織。
しかし、それをフォアで救い上げてフォアダウンザラインへウィナー。
うまい!さすが錦織!

第7ゲーム、ジュースで2つのブレーク・ポイントを握るが。
4回のジュースの末に、ファーストとサーブ&フォアボレー&スマッシュエースにやられる。(錦織3-4)

時折、ベルロックはバックスライスで短く打って、誘いだそうとする。
それネットにかけないように注意してほしい。

4-5で錦織の第10ゲーム、
15-30でセカンドサービスのセンターエース。
ナイス!これは度胸がいったあ~!

さらにサービスアングルへ連続エース。
これは大きいキープ!(5-5)
ベルロックのストローク力が上がってきたときだから、かなり効いているはず。

5-5、ベルロックの第11ゲーム、
30-40とブレーク・ポイントを錦織は握る。
錦織はフォア逆クロスアプローチでネットへ、
それをベルロックはバックアングルパス!
見事。敵ながらあっぱれ!

下がりながら打つことによって、アングルの角度をキープしようというテクニック。
抜かれたが、この攻撃でいいと思う。プレッシャーは感じるはずだから。
ベルロックはキープ。(錦織5-6)

錦織の第12ゲームでは逆にセットポイントを握られた。
がナイスファーストサーブで逃れる。

サービスセンターエースで6-6キープ。

タイブレーク

錦織はフォアクロスウィナーで3-0リード。
ベルロックもフォアアングルウィナーで3-3。

4-3、錦織はバックダウンザラインで相手を崩して、フォア逆クロスウィナー、
錦織は5-3とリード。

フォアだけでなく、このバックダウンザラインがコンパクトで打てるのが強みだ。
これを相手が知らないと痛い目にあうのだ。

錦織はフォアダウンザラインウィナーで6-3、
ガッツポーズ!重要なポイントだった。

最後はベルロックのフォアクロスがサイドアウト。
7-4で錦織が第1セットを先取。

ベルロックもネットに来たりして、しつこいプレーをしてきた。
それをものともしななかった錦織、さすが!

第2セット

ベルロックの第2ゲーム、
錦織の振りが速いフォア逆クロスウィナー。
しかし、ベルロックはネットに出てくる。
バックハイボレーでドロップウィナー。これは超高等テクニックだ。
ベルロックはツォンガのようにもっと盛り上がれ!と周りの観客を鼓舞させる。
1-1キープ。

錦織の第3ゲーム、
ベルロックは調子に乗って、連続バックダウンザラインボレーウィナー。
錦織はダブルフォルトで落としてしまった。(錦織1-2)

ベルロックの第4ゲーム、
錦織はフォアダウンザラインウィナー。
外から巻き込むスーパーショット。しかし、ブレークできず。(錦織1-3)

ベルロックの第6ゲーム、
錦織はフォアダウンザラインアプローチからフォアボレーを決める。
攻めていく。このゲームを取るぞ!という強い意志が伝わってくる。
回り込みフォアダウンザラインウィナー。オンラインだあ~!
待望のブレークバック。(3-3)

ベルロックの第8ゲーム、
錦織はバックダウンザラインウィナー。
コントロールしたのが、そのまま直接ウィナーになるのが気持ちいい。

また、ドロップ・ショットにも反応が早く、フォアアングルウィナー。
そういえば膝にテーピングしていたなあ!全然気にならないほどのフットワークだ。

そして、フォアクロスで十分振ってから、中に入ってバッククロスウィナー。
取ると決めたら徹底的に取るのがすごい!
5-3と大きなブレーク。

錦織の第9ゲーム、40-15のダブルセットポイント!
しかし少し集中力が欠けたのか?4本ミスでブレークバックされる。

もったいない。逆襲を食らうかと思ったが、ベルロックの第10ゲーム、
ベルロックの回り込みフォアダウンザラインがサイドアウト。

6-4で第2セットも取る。
大きなセットだ!

第3セット

ベルロックの第2ゲーム、
錦織のフォアで左右に走らせる。ベルロックはたまらずフォアをネットミス。
走らせる量が全然違うのだ。
2-0と早くもブレークアップ。

錦織のフォアクロスボレーは何か軽く適当に打っているように決めるなあ~。
3-0キープ。

第4ゲームはキープされるが、ベルロックの第6ゲーム、
錦織のバックダウンザラインパスウィナー。
5-1ブレーク。

最後はベルロックのバッククロスがアウト。
6-1で完勝!2時間18分。

「内容自体は70点ぐらい。
相手はしぶとく風もあって、打破する手が浮かばなかった。
自分のフォアで決められなかった。バックダウンザラインも自信がなかった。
フォアで少し焦ったところもあった。
プレー自体は良くないが、勝てたことは評価できる。」
と2回戦をクリアした錦織。
これからはシード選手と対戦する事になる。

ところが第23シードのユーズニーが E.DONSKOY(RUS)に3-6 7-6(4) 6-2 3-6 6-3で負けた。
錦織はと18日(金)に対戦だ。
82位、22歳、185cm
二人のデーター比較

「相手もレベルをアップしてくるので、ここからが本当の勝負。
自分もレベルを上げていきたい」。と錦織。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

大会データー:
2013オーストラリアン・オープン
会場:メルボルンパーク
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)
本戦:1/14 – 1/27, 2013
予選:1/09 – 1/12, 2013

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)

<男子3回戦>
16)錦織圭 vs E.DONSKOY(RUS)

<2回戦>
○16)錦織圭 7-6(7) 6-4 6-1 ●C. BERLOCQ(ARG)
○28)M. BAGHDATIS(CYP) 3-6 6-3 6-2 6-2 ●伊藤竜馬
添田豪 vs 7)J-F.TSONGA(FRA)

<1回戦>
○16)錦織圭 6-7(5) 6-3 6-1 6-3 ●V. HANESCU(ROU)
○伊藤竜馬 6-4 6-4 3-6 0-6 7-5 ●J. MILLMAN(AUS)
○添田豪 6-7(4) 6-3 6-2 6-3 ●L. SAVILLE(AUS)
男子ドロー
男子予選ドロー

添田 豪 ブログ
添田 豪 データー 1984年9月5日生れ 28歳

伊藤竜馬 ブログ
伊藤竜馬 データー 1988年5月18日生れ 24歳

(テニスジャパン 森下 泰 & 塚越 亘 CanonEos7D)