森田あゆみに続き、42歳のクルム伊達公子も32強となった。
伊達の3回戦進出は1995年以来、実に18年ぶりの快挙だ。

「再チャレンジをして初めてのグランドスラム大会での3回戦進出。
グランドスラム大会ではドロー運などもなく、なかなか思うようにいかなかった。
こういう日が来るとは思わなかった。」

「かつて一緒に戦ったグラフとかに会うと、キミコ、あなたはクレージー!はやくベイビーをつくりなさいと言われる。」

「チャレンジが好きだし、このように(世界の超一流を相手に)戦える真剣勝負が好き。」

「(夫のマイクからは冗談で)これで予選2回勝ったと思え!
あと1回勝たないと予選を突破できないと思え!と言われた。」と伊達。
昨年後半はランキングが足らず、この全豪は予選から戦う覚悟ができていたと言う。

「同じ2回勝ちでもグランドスラム本戦での2回は重みが違う。
このレベルで3回戦える時間を大切にしながら、次に向けてとにかく体力回復し、頑張りたい。」

<2回戦>
○クルム伊達公子 6-2 7-5 ●Shahar Peer(ISR)

二人の対戦成績は1勝1敗。2大会ともに日本で対戦している。
2008年のジャパンオープンでは3-6,1-6で負けたが、2010年大阪で3-6,7-6(5)、7-5で伊達が勝っている。

ピアーのサーブで始まる。

伊達はフォアリターンからフォア逆クロスドライブボレーウィナー。
動きも良くて反応もいい。

ピアーもライジングフォアクロスアプローチを叩き込む。
30-40で伊達のバッククロスに押されてピアーのボールがアウト。
早くも伊達が1-0とブレークアップ。幸先いい出足だ。

伊達の第2ゲーム、
ピアーもベースラインから下がらず、伊達のストロークを真っ向勝負だ!
ピアーのバッククロスリターンが深く、1-1とブレークバックされる。

ピアーの第3ゲーム、
伊達はコンパクトなフォアでミスが少ない感じ。
ピアーは容赦なく、フォアダウンザラインウィナーを打ち込む。

30-30で伊達はフォアダウンザラインリターンダッシュ。
この辺りがうまいところ。経験がものを言う。
また、2-1ブレーク。

伊達の第4ゲーム、
ピアーのフォアダウンザラインリターンエース。
2-2とブレークバックされてしまった。

しかし、このピアーという選手も積極的で引かないなあ~!たいしたものだ!

ピアーの第5ゲーム、30-0から挽回。
ピアーのフォアムーンボールで逃げようとしたら、すかさず伊達は中に入ってバックライジングダウンザラインウィナー。
うまいなあ!

待たないで先に攻める伊達の姿勢は凄い!
3-2ブレークし3-2とリード。

伊達の第6ゲーム、サービスワイドへエースで4-2キープ。
ピアーは抗議するが、受け入れられず。

ピアーの第7ゲーム、
伊達は振られてもよく動く。とてもフットワークがいい。
42歳か?ジュニアのようによく走る。

30-30でピアーのバックスライスアプローチを伊達は低くして、フォアダウンザラインパスを抜く。
5-2と大きなブレーク。

そのまま、6-2でこのセットを取った!

第2セット

第2セットも好調を維持して、第1、第3ゲームをブレーク、一気に3-0まで行く。
素晴らしいテニスだ!

ところが、「大きな石でも背負ったように、体が急に重くなった」と伊達。
ピアーの第5ゲームで15-40のチャンスがあったのだが、競り合っているものの4ゲーム連続で取られ、3-4。
ゲームの行方は分からなくなった。

なにしろ今日は昨日までとは違い暑い。
気温39度の炎天下。蒸し暑さもある。
見ているだけで肌が痛くて汗がガンガン出てくる。
ハードコートで戦っている選手たちはどれだけの暑さを感じているのだろう。

4-4でピアーの第9ゲーム、
30-15でピアーのフォアクロスドライブボレーを伊達はランニングフォアアングルパスウィナーで
30-30とする。
「あれが15-40になっていたら、ガクッと来ていたと思う。

30-30になったから頑張る原動力になった。持ちこたえられることに繋がった。
超ど根性のスーパーショットを決めた!あきらめない!

3つ目のブレークポイントでやっとピアーのバックがアウト。
「カモーン!」5-4とブレークアップ。

しかし、伊達は次のゲーム。ダブルフォルトなどでブレークバックされる。
まだ、わからない。ガンバレ!と祈るのみ!(5-5)

ピアーの第11ゲーム、
30-15で伊達のフォア逆クロスアングルウィナー。

こんなところは誰も取れないよ!大事なところで良く入る。
練習のたまものだろう!6-5とブレーク。

大きな伊達への声援が飛ぶ。

伊達の第12ゲーム、一気に40-0、トリプルマッチポイントだ!

ピアーのフォアがアウト!
満面の笑みでガッツポーズの伊達!

「キャー!」応援席から悲鳴に似た喜びの声も!
すごいぞ!よく最後まで耐えた~!

頑張ったあ~!
7-5で勝利!
すごい、3回戦進出だ~!

伊達のインタビュー
「1回戦シングルスやって、ダブルスやって、今日で3日目連続試合、どれだけ体が動くか?わからなかった。
体は悪い状態ではなかったので、勝ち負けを気にせずにコートに向かって、ベストパフォーマンスをしようと思った。」
と伊達。

「3-4の15-30でカウンターのパスを抜いたところで、30-30になって、そこがきっかけだったと思う。」
諦めてもおかしくない場面での起死回生の伊達のパッシングショットが勝因となった。

苦労を共にした中野コーチと抱き合う伊達
クルム伊達公子 ブログ
クルム伊達公子 データー 1970年(昭45年)9月28日生まれ、42歳

大会データー:
2013オーストラリアン・オープン
会場:メルボルンパーク
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)
本戦:1/14 – 1/27, 2013
予選:1/09 – 1/12, 2013

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)

<女子3回戦>
クルム伊達公子 vs B. JOVANOVSKI(SRB)
森田あゆみ vs 3)セリーナ・ウイリアムズ

<女子2回戦>
○クルム伊達公子 6-2 7-5 ●Shahar Peer(ISR)
○森田あゆみ 6-2 6-0 ●A. BECK(GER)
○2)シャラポワ 6-0 6-0 ●土居美咲

<女子1回戦>
○森田あゆみ 6-3 6-3 ●A. TATISHVILI(GEO)
○クルム伊達公子 6-2 6-0 ●12)N. PETROVA(RUS)
○土居美咲 6-3 6-4 ●P. MARTIC(CRO)
女子ドロー
女子ダブルスドロー
女子予選ドロー

森田あゆみ ブログ
森田あゆみ データー 1990年3月11日生まれ 22歳

土居美咲ブログ
土居美咲 WTAデーター 1991年4月29日生れ 21歳

(テニスジャパン 森下 泰 & 塚越 亘 CanonEos7D)