ロジャー・フェデラー(テニス)全豪オープン、大会10日目、男子準々決勝が行われ、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス・2位)が、第7シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス、8位)を7-6(4)、4-6、7-6(4)、3-6、6-3で下して、10年連続のベスト4入りを決めた。同時に、グランドスラムでは33回目の準決勝進出となった(史上1位)。

第1セットはお互いワンブレークで、タイブレークをフェデラーが奪った。第2セットはワンブレークでツォンガが奪い返す。第3セットもお互いワンブレークで、タイブレークを再びフェデラーが制した。

ツォンガは、時速210kmオーバーのサーブからパワープレーに持ち込む一方、フェデラーは、リターンをしっかり返してから、オールラウンドプレーに持ち込んだ。

第4セットはツォンガが取り返して2セットオールとなったが、ファイナルセット第4ゲームで、ストロークミスが増えたツォンガがブレークを許して万事休し、3時間34分の激戦にピリオドが打たれた。

「タフマッチだった。我慢の展開だったけど、ファイナルセットの序盤でうまくブレークできて、試合を終わらせることができた。とても嬉しいし、楽しめたよ」(フェデラー)

また、第3シードのアンディ・マリー(イギリス、3位)は、ベスト8の中でただ1人ノーシードで勝ち上がったジェレミー・シャルディー(フランス、36位)を、6-4、6-1、6-2で倒して、4年連続でベスト4進出を決めた。マリーは1セットも落とさず、好調を維持して準決勝に臨む。

この結果、男子ボトムハーフの準決勝は、フェデラー対マリーという非常に楽しみな組み合わせとなった。

写真は、全豪オープンで10年連続となる4強入りを決めたロジャー・フェデラー
Text by Hitoshi ko
Photo by Hiroshi sato