今週はカナダオープンが行われている。大会正式名は ロジャーズ・カップ。男子はATP1000 マスターズ、ドロントで行われ、女子はWTA Premier5、モントリオールで行われている。時期を同じくした大会で、会場はトロントとモントリオールを交互に変えて行われている。
錦織圭(日清食品)対R・ハーセ(オランダ)の1回戦は現地7日11時(日本時間7日真夜中)から。
大坂なおみ(日清食品)と予選勝者のスアレス ナバロ(スペイン)の1回戦は月曜日に予定されていたが、雨により、7日の第2試合、12時(日本時間8日の1時)以降に開始予定となった。
男子1回戦では杉田祐一(三菱電機)が予選勝者のI・イヴァシカ(ベラルーシ)に2-6、3-6で敗れた。
厳しい予選を勝ち上がった西岡良仁(ミキハウス)だが、第12シードのカレノ ブスタ(スペイン)に、第1セットを0-6落とした後に疲労のため棄権した。
西岡良仁、杉田祐一
厳しいツアーの現実に直面
西岡良仁は先週のメキシコ・オープンで3試合を戦い8強になった。すぐにメキシコからカナダに移動、カナダオープンの予選に挑んだ。
「すぐトロントへと移動しましたが、飛行機が3時間遅れて空港に着いたのが1時過ぎ、・・・結局睡眠は3時間しか寝れず・・・・、ファイナル2ー5ダウンでしたが・・・」とツイートしていたが勝利、予選決勝でもF・ペリウォ(カナダ)を5-7, 6-1, 6-4の逆転で破った。
「トロント予選上がりました!
ジュニア時代一度も勝てなかったので勝てて嬉しかったです。が、やはり疲れは蓄積されてて試合後全身痙攣になりました。
これで明日も試合なのでスケジュールキツすぎますが頑張れるところまで頑張ります・・・・・・」と西岡良仁ツイッター。
そんな状態でも2日続けて逆転勝ち、見事本戦入り。
しかし、この8日間で移動も挟みながらの6試合目の厳しい日程には勝てなかった。
「スケジュール的にキツすぎました。
メキシコから連戦で、睡眠不足と炎天下の中試合して体力的に無理でした。
1日空けて欲しいと(レフリーにお願い)抗議はしましたが、受け入れてはくれず・・・・・。まずは少し休みます。」と西岡。
杉田祐一は2週連続で初戦敗退。「今はいい感触がない・・・・・」と現実を受け入れている。
次週は昨年8強入りしたATP1000シンシナティ大会。昨年獲得したポイントを守らなくてはいけないプレッシャーとも戦っている。
ATP Masters1000 カナダ・オープン
賞金総額:$5,939,970(約7億円)
大会会場:Aviva Centre
期間:08/06-08/12/2018
トロント現地時刻(時差-13時間)
ライブスコア
錦織圭、西岡良仁、杉田祐一
シングルスドローnet版
シングルスドローPDF版
西岡良仁予選突破!
予選ドロー
女子:WTA Premier 5 カナダオープン
賞金総額:$2,820,000(3.3億円)
大会会場:Uniprix Stadium
期間:08/06-08/12/2018
モントリオール現地時刻(時差-13時間)
USオープンシリーズは、8月13日からシンシナティー、そして8月27日からは今年最後のグランドスラム大会、USオープンと続く。
記事:塚越亘/塚越景子 写真 by Hiroshi Sato