9月14日(金)、デビスカップ・ワールドグループ・プレーオフ 日本対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦が大阪の靭テニスセンターで行れた。
第1試合ではダニエル太郎(エイブル)がブルキッチを6-4 6-2 7-6(3)で破ると、第2試合で西岡良仁(ミキハウス)もバシッチを6-4 6-3 6-3のストレートで下し、日本は初日2勝をあげ、ワールドグループ残留まであと1勝と王手をかけた。

「最高の結果。流れはいいが、こういう時こそ気を引き締めたい」と岩渕聡監督。
15日のダブルスは13時から。日本は昨年の楽天ジャパンオープン優勝のマクラクラン勉/内山靖崇(北日本物産)が出場する。

ボスニア・ヘルツェゴビナはNo.1で世界28位のジュムホールがUSオープン中にケガをして欠場している。
日本は錦織圭(日清食品)、杉田祐一(三菱電機)が不在。

NO.1プレーヤーとしてプレッシャーがあった

ダニエル太郎
日本のNO.1プレーヤーとしてプレー

「日本のナンバー1としてプレーするのは初めて、勝てるだろうと思ってはいたが、それなりにプレッシャーはあった。」

「ちょっと(期待が)重いな、とも思うけれど、デ杯は(ATPポイントもなく)みんなのため、(日本のため)にやっている。心からテニスをしているという感じがする。」

「(応援のあとおしで)アグレッシブなプレーで攻め込むことができた。」
ファイナル・セットのタイブレークでは雨が降り出し、嫌な展開になったが、立派に勝ち切ったダニエル太郎だ。

西岡良仁 粘っこいプレーで相手No.1に勝利

西岡良仁
出場迷ったが

第1試合終了後、雨で開始時間が90分ほど遅れた。
第1セット、4-4では雨が降り20分ほどの中断もあった。

USオープンは左手親指の腱鞘炎となりながらもフェデラーと戦った。その状態でダブルスでは1回戦を勝ちあがる。
思うような練習ができず、デ杯は直前まで出場を迷っていたと言う。
「日本デ杯チームの一員として、この重要な戦いに自分がいられる事を本当に誇りに思う。
フェデラーとの(USオープン1回戦の)かけがえのない経験もあった。色んなものを得てきたので、この大阪で見せられたら思う。」痛みが引いたことで出場を決意。

「不安もあったが、今できる中で戦い、いいプレーができた。相手はリズムが取りづらい相手ではあったが」と勝利した西岡良仁だ。

日本のNO.1プレーヤーとしてプレーするダニエル太郎

記事:塚越亘 塚越景子 写真 鯉沼宣之/TennisJapan