4月23日、スペインのバルセロナで行われているバルセロナ・オープン。
第4シードの錦織圭(日清食品)が初戦である2回戦で、アメリカ期待の21歳、テーラー・フリッツ(65位)を7-5、6-2で破り、3月10日のBNPパリバ・オープン2回戦以来3大会ぶりに勝利を掴んだ。
お互いにデュースに縺れる立ち上がり、第1セットは先に錦織はサーブを落とし、1-4と言う展開だったが、そこを踏ん張り逆転勝利。
「いい試合ができた。それが一番嬉しい」と錦織。1時間42分の激戦を錦織らしい粘っこいプレーで勝ちを掴んだ。
3回戦はカナダ期待の18歳、第16シードのFelix Auger Aliassime(31位)になるだろうか?試合は現地25日(木)の予定だ。
錦織圭らしさ発揮
錦織、今年の開幕戦、1月のブリスベン国際で約3年ぶりにツアー12度目の優勝を飾る。
続く全豪でも8強入りと調子が良いと思われたが。
2月のドバイ選手権2回戦で敗れると、ドバイから先週のモンテカルロまで4大会で2勝4敗。
ここ2大会は連続で初戦敗退だった。
フリッツのサーブで始まる。40-0からデュースに持ち込むがフリッツがキープ。
錦織40-15、簡単にキープかと思われたがオンラインなどあり、デュース5回かかり、やつと1-1とキープ。
1-2、錦織のサーブ、先にミスをし、30-40とブレーク・ポイントを握られる。
デュース後のブレーク・ポイント、錦織はフォアをネットし、1-3。対するフリッツはラブで4-1とキープ。
続くゲーム、30-15からダブルフォルトで30-30、デュースに縺れやっとキープ。
2-4とキープ、落としていたら1-5となっていた。このキープが大きかった。
すると続くゲームでブレーク・チャンスが。
決められそうなラリーを粘り、攻められるが錦織は粘っこく返す、フリッツは耐え切れずにフォアのクロスをロング、錦織がブレーク・バックに成功する。
攻めてキープ4-4。
フリッツのサーブでブレーク・ポイントがあるが、4回のデュースでフリッツは5-4とキープ。
錦織は15で5-5とキープ。段々と錦織のペースになってきた。
0-40とブレーク・チャンスを掴んだ錦織、15-40のチャンスをフォアで攻めて6-5とブレーク。
錦織、6-5、30-40とブレーク・ポイント握られるが、ここで見事なドロップ・ショットを決めた!
ここでドロップ・ショット!
錦織らしさが出てきた。
デュースに戻し、セットポイントはフリッツのバックのリターンがロング、7-5で錦織が取る。
第2セット
フリッツが最初のサーブをキープしたが、
股関節?、内もも?を痛めたのか、フリッツはメディカルタイムを取りコートから消え治療を受ける。
第1セットで1-5になりそうなところで踏ん張れたのが良かったのだろう、あそこから流れが変わった。
第3、第5をブレーク、5-2のサービング・フォ・ザ・マッチ、
40-15のマッチポイント、錦織は攻撃的なストロークでフリッツを左右に振り、1ヶ月半ぶりに勝利を決めた。
おめでとう、錦織圭!!!!!!!
錦織はダブルスにも出場、パートナーはシュワルツマン、1回戦が24日に行われる。
大会オフィシャルHP: Barcelona Open Banc Sabadell
ATP500: €2,746,455 2,79 バルセロナ
48ドロー、クレー
オーダー・オブ・プレー
バスレロナ時刻(時差 -7時間)
記事:塚越亘/塚越景子 写真:Barcelona Open Banc Sabadell