12月5日 さいたまスーパーアリーナでWOWOWの開局30周年を記念しての「WOWOWテニスフェスティバル2020」が行われた。
参戦選手は錦織圭(日清食品)、西岡良仁(ミキハウス)、日比野菜緒(ブラス)、奈良くるみ(安藤証券)、そして車いすテニスの国枝慎吾(ユニクロ)、三木拓也(トヨタ)と豪華メンバーが参戦、エキシビションマッチ3試合とトークが繰り広げられた。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客。13時から始まり16時まで試合が行われ、各試合は1時間枠の中の35分間。
錦織は10月の全仏オープンで痛めた右肩がまだ完治していないので、国枝と組んだダブルスに出場。
「まだリハビリ中なので、サーブはできません」と言っていたが、最後のゲームでは錦織がサーブを軽くではあるが打つなどのサービスも。
それ以外の試合では解説者としてデビュー、すっとぼけた発言や大胆な意見でこのフェスティバルを盛り上げた。
中継の最後には、なんとロジャー・フェデラー(スイス)がスイスの自宅からオンラインで参加するサプライズも。
「来年は東京オリンピックに行く。
オリンピック優勝は私の目標。
日本で皆さん会いましょうと」と締めくくった。
この日はテレビ解説、コートサイドのインタビューそしてプレーと元気な姿を見せてくれた錦織圭。
その後はコートサイドで「錦織圭Meet&Greet」のインスタライブ中継が開かれ、錦織圭に視聴者や松岡修造などが質問を。
プレッシャーやグランドスラム大会優勝に対する向き合い方について錦織自身の考え方などを教えてくれた。
プレッシャー
「プレッシャーっていうのはそこまでないんですよね。
昔も今も。
むしろ誰からのプレッシャーを感じたらいいのか?っていう(のがよく分からない)」と。
なぜグランドスラム大会優勝できない?
『錦織圭はグランドスラムで優勝できる』と言われていて、現実的にそれを成し遂げてはいないわけだが?
そういったところはどうなのか」と松岡修造がするどく質問すると。
「それは自分でもそうですし、コーチにも毎回言われます。
でもだからってプレッシャーを感じることにはならないんですよね。
自分が目の前にあることをしっかりとやって、練習して、トレーニングをして、
気持ちを整えていけば最終結果で優勝が待っていると考えている。
何で優勝できないんだという部分を考えてもなかなか答えは出ないじゃないですか」と答えると。
「聞いた?
聞いた?
今の!
ものすごく大事だよ!」と松岡修造。
このインスタライブはぜひWOWOWで放送してテニスファンに見せて欲しい。あるいはYouTubeで見られるようにして欲しい。
第1試合 西岡良仁 5-7 ダニエル太郎
第2試合 西岡/奈良 6-5 ダニエル/日比野
第3試合 錦織/国枝 6-7 西岡/三木
「WOWOWテニスフェスティバル見てくれましたでしょうか?
とても楽しい1日となりました。
早くコロナが落ち着いて、このようなイベントにファンの方々が見に来れるようになって欲しいです!
応援があるとこちらも尚やる気が出ますので
その時は是非皆さんお越しください^_^」西岡良仁Twitter
WOWOWテニスフェスティバル見てくれましたでしょうか?
とても楽しい1日となりました。早くコロナが落ち着いて、このようなイベントにファンの方々が見に来れるようになって欲しいですね!応援があるとこちらも尚やる気が出ますので笑笑
その時は是非皆さんお越しください^_^ pic.twitter.com/af5Gfaxusa— YOSHIHITO NISHIOKA (@yoshihitotennis) December 5, 2020
記事:塚越亘/塚越景子 Photo/WOWOWテニスフェスティバル2020