15日、イタリアのローマで開催されている女子テニスツアーのBNLイタリア国際、女子シングルス2回戦で森田あゆみ(23歳)が世界ランク35位のウルシュラ・ラドワンスカ(22歳、ポーランド)に、6-3、6-1のストレートで勝利、3回戦に進出した。
この日の試合で森田は、ラドワンスカにいきなりサービスブレークを許し、0-2とリードを許してしまったが、そこからは14ゲームのうち12ゲームを奪う猛攻で試合の流れに乗り、1時間20分で3回戦進出を決めた。
今季は全豪オープンで3回戦に進出し、フェドカップ日本代表ではエースとして活躍している森田は、ベスト8進出をかけた3回戦で第3シードのビクトリア・アザレンカ(23歳、ベラルーシ)と対戦する。アザレンカはこの日、世界ランク25位のユリア・ゲルゲス(24歳、ドイツ)を6-2、6-0で一蹴している。
アザレンカとの対戦を前に森田は「タフな試合になるのは間違いないでしょう。ベストを尽くしても、厳しい戦いになると思います。ですが、ここでのプレーには満足していますし、次の試合が楽しみです」と、コメントを残している。
この日の勝利が今季23勝利目となった森田は、これまでに世界ランク11から20位までの強豪には数多くの勝利を収めているが、相手がトップ10となると通算0勝20敗と、一度も勝利をしておらず、今回でジンクスが敗れるかどうか注目される。