16日、イタリアのローマで開催されている女子テニスツアーのBNLイタリア国際、女子シングルス3回戦で森田あゆみ(23歳)は第3シードのビクトリア・アザレンカ(23歳、ベラルーシ)と対戦したが、1-6、0-2とリードされたところ左大腿部の故障のために途中棄権、26日から始まる全仏オープンに不安を残す結果となった。
先週のマドリッドの大会でも1回戦で途中棄権をしていた森田、今大会では2回戦まで好調を維持していたものの、この日の試合では第1セットで1度だけサービスキープをするのが精いっぱい、第2セット第2ゲームでこの日4度目となるブレークをアザレンカに許すと、無念の途中リタイアとなった。
不完全燃焼ながらもベスト8入りとなったアザレンカは「深刻な怪我でなければいいと願っています。来週にでもプレーできるようになってもらいたい。」と森田を気遣った。
一方の森田は、来週にブリュッセルで行われる大会に出場する予定であったが、これをキャンセルし、全仏オープンに向けてコンディションを調整する。
BNLイタリア国際
女子シングルス
3回戦
○ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[3] 6-1 2-0 ret. ●森田あゆみ
2回戦
○森田あゆみ 6-3 6-1 ●ウルシュラ・ラドワンスカ(ポーランド)