グランドスラムで勝利することが、テニス選手にとってどれだけ大変なことか。この気持ちを分かりやすい形で表現してくれたのが、マリンコ・マトセビッチです。

オーストラリア出身で世界ランク66位のマトセビッチ。初めてグランドスラムの本戦に出場したのは、2010年の全豪オープンでした。それから4年、マトセビッチはグランドスラム12大会に出場しましたが、いずれも初戦敗退。そう、四大大会のシングルスで12連敗していたのです。

そして今大会1回戦、3時間1分の激闘の末に手に入れた「グランドスラム初勝利」。その勝利の喜びを噛みしめるかのように、コートにゴロゴロ。その方法はともかく、嬉しさが伝わってきます。