今年から錦織圭のコーチとして日本でも注目されているマイケル・チャン。そのチャンは1989年、当時17歳ながらも破竹の快進撃で見事にタイトルを獲得しました。4回戦では、当時のナンバー1、イワン・レンドルと対戦。ファイナルセットにもつれる接戦となったこの試合で、チャンが見せた奇策中の奇策がサンダーサーブです。

ベースラインの後ろにどっしりと構え、しっかりとスピンのかかった強打をリターンしてくるレンドルに対し、チャンはまさかのアンダーサーブを選択。これに虚を突かれたレンドルは、何の準備もないままネットに誘い出されてしまうと、チャンのカウンターの餌食になり、チャンがポイントを獲得します。

動画のなかでは、この他にも1999年の女子シングルス決勝であるグラフとヒンギスの対戦や、優勝を決めたあとのパフォーマンスでパリッ子のハートをわしづかみにしたグスタボ・クエルテン。さらに、決勝での姉妹対決で敗れた姉のビーナスが妹セリーナに見せたユーモアな一面。そして最後には、多くのファンに愛された、マラト・サフィンのズボン下ろしも。

全仏オープンの歴史の中で生まれてきた、名場面(迷場面?)の数々。この中にお気に入りはありましたか?