ウィンブルドンの前哨戦の一つとして開催されたゲリー・ウェバー・オープン。その準決勝、錦織圭とロジャー・フェデラーの対戦で珍しい出来事がありました。
試合は第2セットのタイブレーク、スコアは6-4とフェデラーのマッチポイント。サーブ&ボレーを仕掛けたフェデラーに対し、錦織はバックハンドのパスを試みますが、ボールは無情にもネットを超えずゲームセット。
のはずが、フェデラーは小さくガッツポーズをしただけでベースラインに戻り、次のポイントに備えようとします。ここまで来て、ようやくフェデラーは自分が試合に勝ったことに気づき、錦織を握手をすべくネットに駆け寄りました。
試合後にフェデラーは「これまでのキャリアで1000試合以上してきたけど、初めてのことだったよ」と、茶目っ気たっぷりに答えていました。