23日、テニスのグランドスラムである全米オープンは男女シングルスの予選2回戦が行われ、添田豪(28歳)、伊藤竜馬(25歳)、そして奈良くるみ(21歳)の3人が勝利、本戦出場に王手をかけた。

雨で試合開始が遅れたこの日、選手たちは長い待機を強いられたものの夕方から試合は開始され、この日のうちに予定されていた全試合が行われた。

今年のウィンブルドンでは予選から出場し、本戦2回戦に進出していた添田は、世界ランク238位のミロスラフ・メシル(25歳、スロバキア)に7-5、6-3のストレートで勝利、3年連続となる今大会の本戦出場に王手をかけた。予選第17シードの添田は、世界ランク202位のヤン・ヘルニシュ(34歳、チェコ)と本戦出場をかけて対戦する。

昨シーズンは全てのグランドスラム本戦に出場していたものの、今季は年初の全豪オープン以来、予選落ちが続いている伊藤は、予選1回戦で杉田祐一(24歳)を下していたローラン・ロシェッテ(25歳、フランス)に6-3、7-6(0)のストレート勝ち。予選決勝では、元世界ランク65位のフランク・ダンセビッチ(28歳、カナダ)と対戦する。

2010年のウィンブルドン以降、グランドスラム本戦から遠ざかっている奈良は、世界ランク174位のカタジナ・ピテル(22歳、ポーランド)に、途中で雨による中断をはさみながらも6-3、7-6(4)のストレートで勝利している。

この他にも日本勢が予選2回戦に臨んだものの、守屋宏紀(22歳)はマキシム・テキシェイラに0-6、4-6で、石津幸恵(20歳)はアリャ・トムヤノビッチにそれぞれ敗れたほか、瀬間詠里花(24歳)と日比万葉(17歳)も敗退した。

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