24日、テニスのグランドスラムである全米オープンの男女シングルス予選3回戦が行われ、添田豪(28歳)と奈良くるみ(21歳)が見事に勝利、本戦出場を決めた。その一方、伊藤竜馬(25歳)は惜しくも敗れ、本戦出場権の獲得はならなかった。

7月末から怪我のために試合出場を控えていた添田、今大会前は実戦での調整ができないままに予選に臨んでいたが、1回戦と2回戦をストレートで勝利すると、この日の3回戦では世界ランク202位のヤン・ヘルニシュ(34歳、チェコ)に6-7(8)、6-4、6-2の逆転で勝利、今年のウィンブルドンに続き、2大会連続でグランドスラム予選を突破した。

2回戦に進出した2010年のウィンブルドン以降、グランドスラム本戦から遠ざかっていた奈良は、世界ランク141位のパトリシア・マイヤー(26歳、オーストリア)を7-5、6-4のストレートで撃破、3年ぶりのメジャー本戦出場を決めるだけでなく、念願のトップ100入りに向けて大きな一歩を踏み出した。

その一方、同じく予選決勝に臨んでいた伊藤は、元世界ランク65位のフランク・ダンセビッチ(28歳、カナダ)に7-5、4-6、4-6の逆転で敗退、あと一歩のところで本戦入りの切符を取り逃した。

本戦のドローはすでに発表されており、添田は元世界ランク8位のマルコス・バグダティス(28歳、キプロス)と、奈良は世界ランク73位のアレクサンドラ・カダントゥ(23歳、ルーマニア)と1回戦で対戦する。

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