5日、男子テニスツアーの楽天ジャパンオープンはシングルス準決勝2試合が行われ、第1シードのフアンマルティン・デルポトロ(25歳、アルゼンチン)と第3シードのミロシュ・ラオニッチ(22歳、カナダ)がそれぞれ勝利、決勝進出を果たした。
この日の試合でデルポトロは第6シードのニコラス・アルマグロ(28歳、スペイン)を7-6(7)、7-6(1)で、ラオニッチはイバン・ドディッグ(28歳、クロアチア)を7-6(4)、6-1で下している。
昨日の準々決勝で錦織圭をフルセットで下したアルマグロに対し、デルポトロは試合開始早々にブレークに成功する。屋根が閉められた有明コロシアムで行われた試合、次第に調子を上げたアルマグロがブレークバックに成功すると、第1セットはタイブレークに突入。このタイブレーク、アルマグロが6-5と先にセットポイントを迎えたが、ここをしのいだデルポトロが逆転でセットを先取した。
続く第2セット、お互いにブレークチャンスがないまま再びタイブレークに突入すると、デルポトロがサーブとストロークでアルマグロをベースラインに釘付けにし、一気に試合を決めた。
もう一方の試合では、今大会ここまでサービスゲームを全てキープしているラオニッチがサーブでドディッグを圧倒、1度あったブレークピンチもしっかりとしのぎ、1時間23分で2年連続となる決勝進出を決めた。
デルポトロとラオニッチは今年のモントリオール・マスターズで対戦しており、その時はラオニッチがストレートで勝利している。