土居美咲(テニス)
10日、大阪の靱テニスセンターにて開催されている世界ツアー大会、HPジャパン女子オープン(ハードコート)の大会4日目、女子シングルス2回戦とダブルス準々決勝が行われた。

世界ランク75位の土居美咲(22歳)は、同54位のクルム伊達公子(43歳)と対戦し、7-6(3)、6-4で勝利。2年連続となる準々決勝進出を決めた。

準々決勝で土居は、同20位で第3シードのサマンサ・ストーサー(29歳、オーストラリア)と対戦する。土居とストーサーは、2011年のHPオープンでも対戦しており、ストーサーが、6-2、6-4のストレートで勝利している。

また、土居は宮村美紀(27歳)とダブルスにも出場しており、準々決勝で対戦予定だった
ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国)組が棄権した為、ベスト4入りを決めた。

試合後のコメントで土居は「堂々としているように見せていたが、緊張していた。伊達さんと日本で試合をする機会は中々ないので、すごく緊張した」と語った。

また伊達選手は、どのような存在か? との質問に
「やはり偉大な選手。小さい頃はテレビで見ていて、憧れもある。世界のトップ選手とは、また違ったオーラを感じる」と述べた。

準々決勝でのストーサー戦については
「今は自分のテニスがどれだけ通用するのか、戦うのが楽しみ。ストーサーの強力なサーブとストロークはあるが、やるからには勝ちたい」と抱負を語った。

クルム伊達は「2セット目後半から、腰に違和感を感じた。自分のテニス自体は当然課題はあるが、悪くなかった。土居選手、奈良選手が勝っているのは良いこと。2人とも年齢も近く良い刺激を受けられているのではと思う」と述べた。

HPオープン

シングルス
準々決勝

奈良くるみ[WC] vs ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)
土居美咲 vs サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[3]

2回戦

土居美咲 7-6(3) 6-4 ●クルム伊達公子

奈良くるみ[WC] 7-5 7-6(4) ●モニカ・ブイグ(プエルトリコ)[8]

1回戦

〇クルム伊達公子 6-4 6-4 ●ローラ・ロブソン(英国)
奈良くるみ[WC] 6-3 6-2 ●カロリン・ガルシア(フランス)
土居美咲 6-1 6-2 ●シルビア・ソレルエスピノサ(スペイン)

ダブルス
準決勝

土居美咲宮村美紀 vs クリスティナ・マダナビッチ(フランス)/フラビア・ベネッタ(イタリア)[2]

準々決勝

土居美咲宮村美紀 def. ●ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国)

1回戦

土居美咲宮村美紀 7-6(5) 6-2 ●ジョアナ・ラーソン(スウェーデン)/モールトン・レビー(米国)
〇ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国) 6-7(2) 6-2[ 10-5] ●奈良くるみ尾﨑里紗[WC]

※写真は、準々決勝進出を決めた土居美咲