6月6日(日)全仏オープン

全仏オープン8日目、男子シングルス4回戦で錦織圭(日清食品)は、第6シードのアレキサンダー・ズベレフ(ドイツ)に、4-6、1-6、1-6のストレートで敗れ、2019年ウィンブルドン以来の8強入りはならなかった。

1回戦、2回戦共に4時間のフルセット、3回戦は相手の途中棄権により4回戦に進出してきた錦織圭。
ショートパンツの下にはタイツを履いて登場してきた。
それだけ脚に負担がかかっていたのだろう。

対するズベレフの集中力は凄い。錦織のプレーを警戒しているのがわかる。

「彼がすごく良かった」とズベレフのプレーの前にストレートで敗れてしまったが、最後まで戦い抜いていた。

錦織圭vsズベレフ ハイライトYouTube(約3分)

錦織圭 ストレート負け
ベストを尽くし 内容的には競り合う

<<男子シングルス4回戦>>
●錦織圭 4-6 1-6 1-6 ◎A・ズベレフ

錦織は1回戦で予選から勝ち上がったA・ジャンネッシ(イタリア、159位)と4時間3分、
2回戦でも第23シードのK・ハチャノフ(ロシア)と4時間(正式時間は3時間59分)。2試合連続4時間のフルセットの激戦の末に勝利。
3回戦は予選から勝ち上がってきたH・ラークソネン(スイス)の途中棄権で勝利を掴んだが、まだまだ完璧には疲労が回復していないようだ。

錦織対ズベレフの対戦成績は1勝4敗。ふたりは今季の全仏オープン前哨戦で2度顔を合わせている。
ズベレフが優勝したATP1000マドリードオープン2回戦では3-6、2-6。
続くイタリアンオープン3回戦では6-4、3-6、4-6と逆転で敗れている。

第1セット

21時10分、世界6位のズベレフのサーブで始まる。
サービス・エース、前にでてきた錦織をパスなどラブキープする。

初めてのナイトセッションで「2倍ぐらいのボールの重さを感じ、自分にパワーがないぶん、ボールが浅く」なってしまったと錦織。

ローボレーをネット、短フォアをネットで0-30、
30-40から16回のラリー戦を繰り広げるが攻められ、サーブを落とす。(0-2)

強いズベレフ、ダブルフォルトもあったが、サービス・エース級で30でキープ、3-0とする。

錦織 30で初キープすると、続くゲーム、コートの中に入って積極的にプレー、

30-30からズベレフはダブルフォルト、初のブレーク・ポイントを握る。
深いリターンからミスを誘ってブレーク・バック、さすが錦織圭!!!

続くサーブは7分はかかるが、デュース2回、フォアのドロップ・ショットを決め3-3とキープする。

第8ゲーム、錦織の初サーブ&ボレー、ズベレフもネットに出るなど、お互いに勝負をかけている。
コードボールで4-4と錦織がキープ。

ズベレフは4本目のサービス・エースを決めるなど5-4とキープする。

12回のラリー戦、ズベレフが先にバックのダウン・ザ・ラインを決め0-30、
今度は錦織がバックのダウン・ザ・ラインで30-30、
ドロップ・ショットから角度のつけ合いはズベレフに、30-40とセットポイントを握られる。

錦織のクロスはワイド、錦織が4-6で第1セットを落とす。
43分、内容の濃い試合だ。

第2セット

ズベレフ、最初のサーブをキープ。

錦織のサーブ、15-0からの微妙なアウトのコール、主審が降りてきて判定するが、ちょい懐疑的?
珍しく怒っています錦織!
先にサーブを落としてしまい、0-2。

続くズベレフのサーブで15-40とブレーク・ポイント、
8回の攻防、左右に振り勝つが、ローボレーをネット、悔しい!
デュースも持ち込まれる。17回の攻防、クロスパスでボレーをはじかれ、ズベレフが3-0とキープ。
凄い攻防、惜しかった。

錦織、0-30から30-30とするが、フォアをワイドで30-40。
サーブ&ボレーでネットに付く錦織をズベレフはトップスピン・ロブ、
錦織はバックで手を伸ばし、手首を返し、ハイボレーをするがそのボールはネット、0-4となってしまう。

ドロップ・ショットからの攻防はズベレフが取るなど、5-0とキープ。

錦織、フォアのクロスを決めるなど1ゲームをキープ。

ズベレフはここまでアンフォースト エラーが3本しかない、
40-30のセットポイントを決め、29分、6-1でズベレフが取った。

第3セット

鋭いリターンから攻めるズベレフ、錦織サーブは最初のサーブを落とす。

15でキープするズベレフ。

脚が耐え切れない?か、錦織、
デュース3回、深いボールに対応できず錦織はサーブを落とす、0-3。

ますますズベレフが強くなっていく。
しかし錦織は踏ん張り、一つブレーク・バック、1-3。

一方的になりそうな展開だが、錦織は偉い、凄い、諦めないのは。
錦織のサーブ、なんとデュース4回、このゲームだけで8分はかかる。


微妙な判定も
3回目のブレーク・ポイント、錦織は攻められバックはロングに!
錦織が珍しくラケットを叩き悔しがる。(1-4)

12回の攻防、攻めた錦織だが、フォアのドロップ・ショットをネット、15でズベレフが5-1とキープする。

0-40、マッチポイント、フォアのストレートにリターン・エースを決められた。


ストレートで力尽きたが、戦い抜いた錦織圭
立派な姿だった‼

ズベレフ試合後インタビューYouTube(約2分)

観客がいたら多くの拍手が鳴りやまなかっただろう錦織vsズベレフ戦

記事:塚越亘 塚越景子 写真 H.Sato