各競技のアスリートを講師に迎え、子どもたちが色々なスポーツ競技を楽しみ、運動スキルをアップさせることを目的にしたイベント『USF スポーツフェスティバルin千葉』が7月11日(日)、千葉県立東金青少年自然の家にて開催された。
この企画を主催した、『一般財団法人UNITED SPORTS FOUNDATION(ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション)』は、 東日本大震災以降、さまざまな支援・貢献活動への関心が高まる中、スポーツを通じて社会貢献することを目的して設立された団体で、この日もサッカー、ホッケー、ランニング、そしてテニスの選手経験者らが集まり、子どもたちの指導にあたった。
テニスは笹原龍プロを指導者に、日本大学、神村学園から3人のアシスタントを迎え、参加者はテニスを体験した。

笹原龍プロの指導のもと、子どもたちがテニスを体験した。

低学年はコーディネーショントレーニングから開始し、テニピンラケットで手出しのボールを打ったりしながら遊びの延長として楽しみ、最後はラケットでテニスまでの道のりを体感する。
高学年はラケットを使ったボール遊びからスタート、フォアハンドの球出し、サーブの体験、メインイベントとして指導者陣と「みんなで何回続くかチャレンジ」というラリー大会を実施。テニス経験者はほとんどいなかったものの、大いに盛り上がり、子どもたちは笑顔で充実した表情を見せていた。

神村学園3年・松坂拓紀さん、日本大学2年・高木凌さん、日本大学3年・加藤博夢さんはアシスタントとして子どもたちのサポートをした。(写真左から)

コーチを務めた笹原プロは、「子どもたちの持ち前の元気、明るさもあり、とても楽しく充実感のある素晴らしいイベントになりました。新型コロナウイルス禍での難しい状況の中、感染対策をしっかり行い、イベント開催をしてくださったUSF様を始めとした協賛各社様、運営スタッフの皆様には本当に感謝しております。このようなイベントをきっかけに国内ラケット競技がさらに普及し、スポーツイベントとしての前例になっていくことができたらうれしいです」と語った。
また、8月12日にイオン柏店にてテニピンラケットを子どもたちと作成し、テニスを体験するイベントの開催を予定しており、笹原プロは今後もこういった草の根的な活動を推進していく予定だ。
子どもたちがテニスを始めるきっかけがさらに増えていくことを願いたい。
写真/笹原龍提供 文/保坂明美