9日、男子テニスツアーの最終戦であるATPツアー・ファイナルはロンドンのO2アリーナでラウンドロビン最後の試合が行われ、第6シードのロジャー・フェデラー(32歳、スイス)が第4シードのフアンマルティン・デルポトロ(25歳、アルゼンチン)に4-6、7-6(2)、7-5の逆転で勝利、ラウンドロビンステージ2勝目を挙げるとともに、準決勝進出を決めた。
お互いに1勝1敗、勝った方がベスト4の座を掴みとることとなったフェデラーとデルポトロの対戦。先々週のスイス・インドアではデルポトロが勝ち、先週のパリバ・マスターズではフェデラーが勝っていた。
この日の試合で先手を取ったのはデルポトロ。第1、第5ゲームをブレークして一気に5-1とリードを奪う。ここからフェデラーは3ゲームを連取して5-4まで差を縮めるが、第10ゲームをキープしたデルポトロが第1セットを先取。準決勝進出に向けtえ、大きく前進する。
第2セットはお互いに1度ずつのブレークに成功したものの、どちらも決定的なリードを奪うことなくタイブレークに突入。タイブレークでは序盤でミニブレークに成功したフェデラーがそのままデルポトロを突き放し、セットオールに追いつく。
ファイナルセットはデルポトロが3-0とリードを奪ったが、数少ないチャンスを見逃さなかったフェデラーがブレークバックし3-3と追いつく。そして迎えた第11ゲーム、フェデラーがブレークに成功してこの試合初めてのリードを奪うと、続くサービスゲームをキープ。最後はサービスエースを決め、2時間26分でベスト4進出となった。
この勝利でグループBを2勝1敗で勝ち抜けることが決まったフェデラーは、準決勝でグループAを1位で通過したラファエル・ナダル(27歳、スペイン)と対戦する。フェデラーとナダルの対戦成績は、21勝10敗でナダルがリードしているが、ツアー最終戦に限るとフェデラーの4戦4勝となっている。