4日、男子テニスのシニアツアーであるチャンピオンズ・ツアーのスタトイル・マスターズ・テニスがロンドンで開幕し、2001年のウィンブルドン覇者であるゴラン・イバニセビッチ(42歳、クロアチア)がグレッグ・ルゼドルスキー(40歳、英国)を7-6(2)、7-6(6)のストレートで下し、オープニングマッチを勝利で飾った。

今大会は6人が2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、それぞれのグループの1位が最終日に行われる決勝でタイトルを争う。イバニセビッチとルゼドスキーはともにグループBに入っており、1997年と1998年にUSオープンを連覇したパトリック・ラフター(40歳、オーストラリア)がこれに加わる。

イブニング・セッションでは地元ロンドンで圧倒的な人気を誇るティム・ヘンマン(39歳、英国)が登場。マーク・フィリプーシス(37歳、オーストラリア)と対戦したが、第1セット途中でフィリプーシスが背中を負傷したため、後味の悪い結果となった。

フィリプーシスがコート上で治療を受けている間、ボールガールとラリーを披露するなど観客を楽しませていたヘンマンは「お互いに良いテニスをしていただけに残念。早くマークが復活してくれることを願っているよ」と、不運な結果となったフィリプーシスを気遣った。

30代後半から40代前半の選手で構成されるチャンピオンズ・ツアーよりも上の年齢層の選手が出場するレジェンドの対戦も行われ、アンリ・ルコント(50歳、フランス)がジェレミー・ベイツ(51歳、英国)に7-6(2)、7-5で勝利している。