男子テニスの元世界ランク1位で、史上最多となるグランドスラム17勝の記録を保持しているロジャー・フェデラー(32歳、スイス)が24日、2009年に結婚したミルカ夫人が妊娠したことを自身のホームページ上で公表した。フェデラーとミルカ夫人の間には、2009年に誕生した双子の娘がいる。
ファンに向けて「ミルカと僕は、マイラとシャーリーンが2014年にお姉ちゃんになるニュースを共有できてとても嬉しいよ。それでは良い休暇を。」と、自身のホームページ上でメッセージを発表したフェデラー。出産の具体的な時期は明示されていないが、新たなモチベーションをもって2014年シーズンに臨むこととなる。
2013年のフェデラーは最近10シーズンで最も低調な成績に終わっていた。グランドスラムでは2002年以来となる決勝進出なしのシーズンとなり、過去7勝と得意としていたウィンブルドンでは2回戦で敗退、四大大会での連続ベスト8進出記録を「36」でストップさせていた。
6月のハーレで何とかタイトルを獲得して無冠は免れたものの、優勝はこの1回でシーズンを終えた。世界ランキングも下降線をたどり、2003年以来となるトップ4からの転落を味わった。
双子を授かった2009年には3年連続で準優勝に終わっていた全仏オープンでタイトルを獲得、生涯グランドスラムを達成すると、続くウィンブルドンも制し、ラファエル・ナダル(27歳、スペイン)に奪われていた世界ランク1位の奪取に成功していたフェデラー。家族のサポートを受けた元王者の活躍に期待がかかる。
写真は今年の全豪オープンでのフェデラー
Photo by Hiroshi sato