愛知県に本社を置くカゴメ株式会社が、女子テニスの世界ランク69位のクルム伊達公子(43歳)とスポンサー契約を締結したことを発表した。1年の大半を海外で過ごし、過酷な世界ツアーを戦うクルム伊達に対し、カゴメはトマトジュースを中心とした野菜飲料やトマトを使った調味料を提供するなど、「食」を通じたサポートを行う。

「ベストコンディションを維持するためには、回復力が何よりも大切。運動と食のおかげで新陳代謝がよく、肌の調子も良い」と語るクルム伊達は、遠征先でも緑黄色野菜をたっぷり摂るよう心掛けているそう。トマトのリコピン、にんじんのβ‐カロテンなど、緑黄色野菜に多く含まれる抗酸化物質は、細胞の新陳代謝をサポートする働きがあると言われている。

1995年に世界ランク4位に上り詰めたクルム伊達は、その翌年となる1996年、26歳の若さで現役を引退していた。それから11年のブランクを経て2008年に現役に復帰。復帰後は全日本での優勝や、グランドスラムでの活躍など、年齢もブランクも感じさせないプレーで今も第一線で活躍を続けている。

スポンサー契約に至った理由として、43歳を迎えた現在も年齢を超えて進化し続けており、その生き方や健康的な美しさは、カゴメが提唱する「再生力」の体現者であるとのこと。また、世代や性別を超えて高い共感を得ているクルム伊達は、カゴメの企業活動のアンバサダーとして活躍も期待される。

「新たなる挑戦」を開始してから今年で7年目。カゴメという強力な「食」のサポーターを得たクルム伊達は、13日から始まる全豪オープンに出場する。