17日、オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスのグランドスラムである全豪オープンは女子ダブルス1回戦が行われ、宮村美紀(28歳)/ハン・ジンユン(23歳、中国)組は、マディソン・キーズ(18歳、米国)/アリソン・リスク(23歳、米国)組と対戦。マッチポイントを2本切り抜ける粘りを見せたが、2-6、5-7のストレートで敗退となった。
この試合は、前日の16日に予定されていたが、酷暑による試合の中断、エクストリーム・ヒート・ポリシーが適用されたために本日に順延となっていた。
それでも、30度をゆうに超える暑さの中で行われたこの試合。オープニングゲームでいきなりのブレークを許してしまった宮村/ハン組は、リターンゲームでチャンスを見出すことが出来ず、焦りからかミスを重ねてしまい、第7ゲームもブレークを許すなど、26分でセットを落としてしまう。
第2セットも第3ゲームでブレークを許してしまい、追いかける展開となった宮村ペア。直後の第4ゲームでラブゲームでブレークバックに成功したものの、第5ゲームでこのセット2度目のブレークを相手に許してしまい、依然リードを奪われたまま。
そして迎えた第2セット第9ゲーム、サービスゲームながらも相手に2本のマッチポイントを与えてしまうが、このピンチを切り抜けてサービスキープに成功する。ゲームカウント4-5でビハインド、さらに相手のサービスゲームと追い込まれた宮村ペアだったが、ここで起死回生のブレークバックに成功する。
この勢いで逆転したかった宮村ペアだったが、第11ゲームでこのセット3度目のブレークを許してしまうと、続く第12ゲームであったブレークチャンスを取りきることが出来ずにゲームセット。1時間21分で初戦敗退となった。
宮村とハンは、昨年11月に中国の深セン市で行われた全豪オープンのアジア・パシフィック・ワイルドカード選手権で勝ち抜き、今大会の本戦出場権を手にしていた。
今大会の女子ダブルスには、日本勢から青山修子/土居美咲組、クルム伊達公子/ジャン・シューアイ組と3組が出場していたが、いずれも初戦敗退となった。
全豪オープン
女子ダブルス
1回戦
○マディソン・キーズ/アリソン・リスク 6-2 7-5 ●宮村美紀/ハン・ジンユン
○アンドレア・フラバチコバ/ルーシー・サファロバ[7] 6-4 6-4 ●クルム伊達公子/ジャン・シューアイ
○バーバラ・レプシェンコ/ラルカ・オラル 6-2 6-4 ●青山修子/土居美咲