5日、女子テニスツアーのBNPパリバ・オープンはシングルス1回戦が行われ、日本勢から唯一、本戦に出場している奈良くるみ(22歳)は予選勝者のアリー・キック(18歳、米国)に6-4、6-0のストレートで快勝、2回戦に進出した。

第1セットを先取した奈良は、第2セットに入ると世界ランク162位のキックを完封。自身のサービスゲームではわずか2ポイントしか失わない内容で、1時間12分で勝利を決めた。

今シーズンは開幕戦となったオークランド大会でベスト8、全豪オープンで3回戦に進出、そしてリオデジャネイロ大会ではツアー初優勝を飾るなど、ここまでキャリア最高のシーズンとしている奈良。2回戦では、第6シードで世界ランク7位のシモナ・ハレプ(22歳、ルーマニア)と対戦する。奈良がトップ10選手と対戦するのは、今年の全豪オープン3回戦でのエレナ・ヤンコビッチ(29歳、セルビア)戦以来、2度目となる。

ダブルス1回戦も行われており、クルム伊達公子(43歳)/バルボラ・ストリコバ(27歳、チェコ)組が第6シードのアンドレア・フラバチコバ(27歳、チェコ)/ルーシー・サファロバ(27歳、チェコ)組を6-2、7-5のストレートで破り、2回戦に進出した。