12日、女子テニスツアーのBNPパリバ・オープンはダブルス準々決勝が行われ、クルム伊達公子(43歳)/バルボラ・ストリコバ(27歳、チェコ)組はスベトラーナ・クズネツォワ(28歳、ロシア)/サマンサ・ストーサー(29歳、オーストラリア)組に6-1、3-6、[6-10]の逆転で敗れ、ベスト4進出はならなかった。

第1セットは、単複併せてグランドスラム7勝を誇るクズネツォワ/ストーサー組に対し、クルム伊達ペアはその強豪を圧倒するプレーを披露。サービスゲームでは1ポイントしか失わず、リターンゲームでは3度のブレークを奪うなどサーブ、リターンともに冴えわたり、セットを先取する。

第2セットは打って変わり一進一退の攻防となるが、先行したクズネツォワ/ストーサー組がラッキーなコードボールもあり、追いすがるクルム伊達ペアから逃げ切り、試合を振り出しに戻す。10ポイント先取のマッチタイブレークでは、追いついて勢いに乗るクズネツォワ/ストーサー組が一気に突き放し、1時間8分で勝利を手にした。

今大会のシングルスでは、予選決勝で敗退していたクルム伊達。ダブルスでは昨年に続くベスト4とはならなかったが、ベスト8で大会を終えることとなった。