18日、女子テニスツアーのソニー・オープンはシングルス1回戦が行われ、世界ランク45位の奈良くるみ(22歳)が同43位のアニカ・ベック(20歳、ドイツ)に7-6(2)、6-4のストレートで勝利、2回戦に進出した。

先週まで行われていたインディアンウェルズでは、2回戦でシモナ・ハレプ(22歳、ルーマニア)に敗退したものの「勉強になった」と今後への手応えを語っていた奈良。この日はタイブレークの末に第1セットを先取すると、第2セットでは1度のブレークを許しつつも、2度のブレークに成功、2時間4分と長丁場となった初戦を制した。

女子テニスツアーでは最高峰の規模とレベルを誇るインディアンウェルズとマイアミでの両大会。2大会連続で初戦突破を果たした奈良は、2回戦で第4シードのマリア・シャラポワ(26歳、ロシア)と対戦する。昨シーズン後半を肩の怪我のために棒に振っていたシャラポワは、今シーズン開幕から復帰を果たしている。

またシングルス予選決勝も行われており、クルム伊達公子(43歳)がフランソワ・アバンダ(17歳、カナダ)に7-6(4)、4-6、6-4と2時間36分のマラソンマッチを制して勝利、本戦に進出した。前日に行われた予選1回戦でも2時間を超える試合に勝利していたクルム伊達、自身のブログで試合後に痙攣に襲われていたことを明らかにしていた。