27日、バルセロナ、スペインで行われている男子テニスツアー大会、バルセロナ・オープン、ATP500大会。世界ランク17位、第4シードの錦織圭(24歳)は、同ランク65位、サンチアゴ・ジラルド(26歳、コロンビア)と対戦し6-2、6-2で勝利しクレーで初優勝を果たした。
錦織はセカンドサービスでは62%、2度のブレイクで6-2と第1セットを先取し、セカンドセットでは2本のエースを決めるなどファーストサービスが入った時は93%の確率で2度のブレイクチャンスをともに生かし1時間13分での快勝で今季2勝目、ツアー7度目の決勝進出で5度目の優勝を果たした。
第1セットの第7ゲームでは30-30で相手の厳しいショットに対しセンターへショートスライスを放ち、相手をネットに誘い出してパスを仕留めるプレーを見せた。
続くデュースではバックのストレートへ攻撃してからオープンコートへ打つと見せてバックのダウンザラインと素晴らしい展開のプレーを見せ2度目のブレイクを引き寄せた。
今回の対戦で錦織とジラルドはの対戦は、錦織が6勝1敗となった。バルセロナ・オープンを象徴する大きなトロフィーをラファエル・ナダル(27歳)が毎年のように8度も掲げてきたが今年は錦織が初めて獲得した。
バルセロナ・オープン、ATP500大会
シングルス
決勝
○錦織圭[4]6-2 6-2 ●サンチアゴ・ジラルド
準決勝
○錦織圭[4]6-2 6-4 ●エルネスツ・ガルビス(ラトビア)[9]
準々決勝
○錦織圭[4]6-1 6-3 ●マリン・チリッチ(クロアチア)[12]
2回戦
○錦織圭[4]6-0 6-4 ●アンドレイ・ゴルベフ(カザフスタン)
1回戦
○錦織圭[4]6-1 4-6 6-3 ●ロベルト・バウティスタ=アグ(スペイン)
※カッコ[ ]内数字はシード順位、W:主催者推薦出場
記事:長嶋秀和