5月5日(月)スペイン、マドリードで開催されている Mutua マドリード・オープン、錦織圭の1回戦が行われ、錦織は世界ランク39位、クロアチアのドディクを6-4,6-4のストレートで破り2回戦に進出した。
2回戦は地元のガルシアロペスと対戦する。その試合は6日(火)の17時ごろ、日本時間では同日の真夜中ごろからだ。
昨年錦織はこのマドリード・オープンで憧れのフェデラーを初めて破っている。

<錦織圭1回戦 詳細>
〇10)錦織圭 6-4 6-4 ●I.DODIG(CRO)

ドディックのサーブで始まる。
錦織はバックのダウン・ザ・ラインを決めて15-40とブレーク・チャンスを掴む。
30-40からドディクはストロークをネット、錦織がいきなりブレークする。

幸先の良いブレークスタートだった錦織だが、左右に振られ15-40とピンチになる。
がナイス・サーブからの攻撃で踏ん張りキープする。(錦織2-0)

5-4、錦織のサービング・フォ・ザ・セット
30-30からセンターへサービス・エース級のサーブを決め40-30、
ラリー戦はドディックのバックがネット、6-4で第1セットを取る。

第2セット

ドディックは39位、最高ランキングは29位。錦織対ドディクの対戦成績は1勝1敗

ドディックは錦織に対してラリー戦だけでなく、積極的にネットに出るなど色々と仕掛け、闘志満々で勝負を挑む粘っこいプレーヤーだ。
錦織も相手のミス待ち、守っていただけでは勝てない。勝ちに行かないといけない。

2-2、30-30、ドディックはファースト・サーブを入れネットにつき、ボレーをラインギリギリ深く入れた、
そのボールを錦織は体制を崩しながらもバランスをとり、バックのトップスピン・ロブで決めた30-40とブレーク・チャンスを掴む錦織。

19回目のショット、ドディックはバックのスライスでネットに出るが、そのボールはワイドに!
錦織が第2セットも先にブレークに成功する。

続くゲーム、錦織のサーブ、30-30からフォアのドロップ・ショットを放つが、ネット、今度は錦織がブレーク・ポイントを掴まれる。

2度目のデュース、攻めて前に出るが、深いロブが返ってくる、それをグランド・スマッシュしようとするが、太陽が目に入ったのか?失敗、2度目のブレーク・ポイントを握られる。
またフォアのドロップ・ショットを放つが今度はワイド、錦織がサーブを落とした。(3-3)

4-4、ドディックのサーブ、
よく積極的に攻めるドディックだが、先にミス、15-40。
ドディックのサーブ&ボレーを落ち着いて対処、バックのパスを決めてブレークした。

5-4、錦織のサービング・フォ・ザ・マッチは40-15とマッチポイント。
最初のマッチポイントはフォアのクロスをアウトしてしまう。

40-30、2度目のマッチポイント、
Tへナイス・キープ、やっと返ってきたボールをやや控えめなエアK、フォアでクロスに決めて危なげなく2回戦へ進出した。

「内容は悪くなかった。
良いプレーができた。
2回戦はモンテカルロなどで活躍したガルシア・ロペス選手なので、しっかりとしたプレーをしたい。」
と錦織。

ガルシア・ロペスは38位、30歳。
ジョコビッチにファイナル・セットで敗れたがモンテカルロで8強になっている。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳

大会名:Mutua Madrid Open
ATP、WTA共催大会、男女ともにグランドスラム大会に次ぐ格の大会でトッププレイヤー達が全員参戦
ATPカテゴリー:€4,700,000 ATP Tour Masters 1000 Madrid Open
WTAカテゴリー:$4,400,000 WTA Tour Premier Madrid Open
会場:La Caja Mágica マドリード
マドリード現地時間(時差-7時間)
期間:05/04-05/11, 2014

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<2回戦>
10)錦織圭 vs Garcia-Lopez(SPN)

<1回戦>
〇10)錦織圭 64 64 ●I.DODIG(CRO)
シングルスドロー
シングルスドローネット版

錦織圭は昨年ここで、テニスを始めてからの夢の一つ、子供の頃からのアイドルである、世界一のフェデラーに勝つ事を実現した。
<2013年3回戦>○14)錦織圭 64 16 62 ●2)R.Federer(SUI)

ビデオハイライト
2013年シングルスドロー
錦織圭インタビュー
錦織圭試合後のインタビュー
フェデラー試合後インタビュー

(記事 テニスジャパン 塚越 亘 photo/Mutua Madrid Open)