
毎年1月に燦燦と太陽が輝く中で行われる四大大会「全豪オープンテニス」。その熱気を感じられるイベント「AO Japan Launch」が、11月1日(土)にアークヒルズ内アーク・カラヤン広場にて開催される。その前日、10月31日には「AO Japan Launch」オープニングイベントが行われ、松岡修造さんや伊達公子さんが登場した。

全豪オープンについて松岡さんが、「テニスに来た時はテニスしか見ないという感覚を変えてくれました。駅から行くまでにテニスとは関係ないものがあり、会場に行っても楽しい」と話すと、伊達さんも「入口からコートに辿り着くまでに色々な楽しみがあります。子どもたちが遊べる場所があったり、コートでないところでものんびり見られます。世代を超えた楽しみ方ができます」と賛同。
続いて、「オーストラリアは日本人にとって行きやすいですし、真冬から真夏に行けるのも魅力です。市内から会場に歩いて行けるので、お散歩感覚で気持ち良い」と、会場へ行くところから楽しめることを紹介した。

イベント会場には今回のために、ヨシダ・ケンタロウさんによって制作されたウォールアートが展示されている。全豪オープンのロゴである「AO」を中央に配置し、「A」サイドでメルボルン、「O」サイドで日本を感じ取れるようになっている。「かもめ=メルボルン」「鳩=日本」など。
その中で、コアラと力士がラリーをしているので、このウォールアートは『カルチュアルラリー』と命名された。来年の全豪オープン会場でも展示されるとのこと。


実際の全豪オープンの会場の雰囲気を少しでも体感できるように、イベント会場にはウォールアートの他にも、フローラン・ダバディさんとテニス系クリエイター「ねぱ~る」さんによるスペシャル対談やオーストラリアに因んだ料理のキッチンカー、サーブ体験ブースもある。
テニス観戦好きにとって最大の魅力は、本物の大会優勝トロフィーを間近で見られることだろう。大きさや輝き、トロフィーの模様などじっくり見ることができる上に、一緒に写真を撮ることも可能。このチャンスを逃すのはもったいない。


ちなみに、この優勝トロフィーがオーストラリアから日本にやって来る際に当然飛行機に乗ったわけだが、驚いたことにロストバゲージとなってしまったそうだ。到着したのは昨晩で、イベントにギリギリ間に合ったとのこと。
こんな裏話を教えてくれたのは、全豪オープンを放映しているWOWOW スポーツ事業局長の戸塚英樹さん。WOWOWは全豪オープンの放映を始めてから来年で35回目となる。「この35年間でテニス中継も変わりました。1日12時間以上放送を続けていますし、オンデマンドでは最大16コート全てを配信しています」と、現在は充実の内容。全豪オープンの会場に行けない人は、裏話や詳しい選手情報を伝えてくれるWOWOWで満喫しよう。

■ 「AO Japan Launch」開催概要
⽇付:2025年11⽉1⽇(⼟)
時間:11:00〜18:00
場所:アークヒルズ内アーク・カラヤン広場(東京都港区⾚坂1-13-32)
取材・文・写真:赤松恵珠子

