今季2大会目のグランドスラムとなる全仏オープンが、パリ郊外のローランギャロスで開幕。26日、シングルス1回戦が行われ、第9シードの錦織圭(24歳)は、自己最高26位の強豪、マルティン・クリーザン(24歳)と対戦し6-7(4)、1-6、2-6で敗退し2回戦進出はならなかった。
クリーザンは、今月行われたドイツ・ミュンヘンでATPツアー2勝目を飾り、昨年の全仏オープンでは8度の優勝を果たしたラファエル・ナダル(27歳、スペイン)と対戦し第1セットを先取するなどレッドクレーが得意な選手として知られる。
錦織は、第1セットで5-3とリードするも、その後は怪我の影響もあり一方的な試合展開となり23本のウィナーを決めるも、40本のエラーと10度のダブルフォルトで6度のブレイクを許し敗退を喫した。全仏4度目の出場で初の1回戦敗退となった。
また世界ランク1位、ラファエル・ナダル(27歳、スペイン)は、元世界15位、ロビー・ジネプリ(31歳、米国)と対戦し、6-0、6-3、6-0の完勝で2回戦進出を果たした。
ナダルは第2セットでピンチを迎えるも、ファーストサービスが入った時には87%の確率でポイントを奪い、8度のブレイクに成功し快勝した。2回戦では地元のポールアンリ・マチュ(32歳、フランス)と世界ランク57位、ドミニック・ティエム(20歳、オーストリア)の勝者と対戦する。ティエムは全仏オープンジュニアで準優勝、世界ランクはトップ100で一番若い期待の選手。
記事:長嶋秀和