今季2大会目のグランドスラムとなる全仏オープンが、パリ郊外のローランギャロスで開幕。27日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク82位、クルム伊達公子(43歳)は、同ランク25位、第24シードのアナスタシア・パブリュチェンコワ(22歳、ロシア)と対戦し、3-6、6-0、2-6のフルセットの末に惜敗し2回戦進出はならなかった。
伊達は相手のセカンドサービスでは68%の確率でポイントを奪うなど、トータルポイントでも相手を凌ぐポイントを奪いながら6度のサービスブレイクを許し、惜しくも2回戦進出はならなかった。
WTAツアーでシングルス5勝、世界ランク自己最高13位のパブリュチェンコワは、2011の全仏オープンと全米オープンにおいてベスト8に進出した強豪。16歳にして7つのグランドスラム・ジュニアタイトルを獲得するなど活躍した将来期待の選手。伊達とパブリュチェンコワの対戦は2度目、過去は2010年のソウルにて伊達が完勝していたが、今大会の対戦で1勝1敗となった。
記事:長嶋秀和