4日、テニスのグランドスラムである全仏オープンは車いすテニス部門の男子シングルス1回戦が行われ、第1シードの国枝慎吾(30歳)が二コラ・ピフェ(23歳、フランス)に6-4、6-0のストレートで快勝、4年ぶりのタイトルに向けて準決勝進出を果たした。

試合を通して83%と高い確率でファーストサーブを決めた国枝は、世界ランク9位のピフェに第1セットで1度だけブレークを許したものの、それ以上の反撃は許さなかった。また試合を通して12本のブレークチャンスを作り出すなど、世界王者としての強さを見せつけた。

今大会では昨年、一昨年と2年連続で準優勝としている国枝は、準決勝で世界ランク5位のグスタボ・フェルナンデス(20歳、アルゼンチン)と決勝進出をかけて対戦する。

この日の試合では、日本勢から三木拓也(25歳)が初戦突破を目指したが、ゴードン・レイド(22歳、英国)に1-6、7-6(7)、4-6の接戦で敗れた。世界ランク8位の三木は、今回がグランドスラム初出場だったが初勝利とはならなかった。

また国枝と三木のペアで出場したダブルス1回戦も行われたが、第1シードのヨアキム・ジェラルド(25歳、ベルギー)/ステファン・ウデ(43歳、フランス)組に5-7、6-3、[8-10]で競り負けている。