今季2大会目のグランドスラムとなる全仏オープン。7日、パリ郊外のローランギャロスにおいて女子シングルス決勝が行われ、世界ランク8位、マリア・シャラポワ(27歳)は、同ランク4位のシモナ・ハレプ(22歳、ルーマニア)と対戦し6-4、6-7(5)、6-4で勝利し3年連続決勝進出で、2度目の優勝を果たした。

「こんなに厳しい決勝は初めて」というシャラポワが、ダブルフォルト12本、52本のアンフォーストエラーで苦しい展開も46本のウィナーで9度のブレイクを果たすなど攻撃的なプレーで勝利を決めた。

シャラポワが苦しめられてきた右肩の怪我、2008年に手術、復帰後は2012年に全仏オープンを制して生涯グランドスラムを達成するも、またその怪我を再発し休養を余儀なくされていた。

昨年末からスヴェン・グローネヴェルドとコーチを組み、今年の全仏オープン決勝戦での最長試合まであと2分と迫る3時間2分の激闘に勝利した。

シャラポワは、「信じられない、夢がかなった思い。勝つためにずっと頑張ってきた」。4回戦から4試合連続のフルセットに持ち込まれた接戦での勝利で、一昨年の全仏オープン以来、グランドスラム5度目の優勝となった。

記事:長嶋秀和