6日、テニスのグランドスラムであるウィンブルドンは車いすテニス部門の男子ダブルス決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)/ステファン・ウデ(フランス)組が、第2シードのマイケル・シェファーズ(オランダ)/ロナルド・フィンク(オランダ)組を5-7、6-0、6-3の逆転で下し、見事タイトルを手に入れた。国枝/ウデ組は、昨年に続き、今大会2連覇の達成となった。

今大会の車いすテニス部門は、シングルスは行われずダブルスのみの開催。世界ランク1位の国枝、同2位のウデのペアは実力、実績ともに他のペアを圧倒しているが、初戦では第1セットを落とす苦戦を強いられ、決勝でもセットダウンと劣勢に立たされた。

しかし、第2セットをベーグルで奪い取った国枝ペアが試合の流れを支配すると、第3セットでも対戦相手を突き放し勝利、1時間58分の死闘を制し、国枝にとっては2年連続3度目となるウィンブルドン優勝を果たした。

今季のグランドスラムでは、全仏オープンのダブルスを除く全て(全豪オープン単複、全仏オープン単)でタイトル獲得となった国枝。車いすテニス界の絶対王者の時代は、まだまだ終わる兆しすら見せてはいない。