フランスのパリで開催のマスターズ大会 パリ・インドア・マスターズ(賞金総額5億円、€3,452,415)。31日、準々決勝が行われ錦織圭(24歳)はダビド・フェレール(スペイン、32歳)と対戦し3-6、7-6(5)、6-4で勝利し準決勝進出、また最終戦出場を決めた。
第1セット、錦織は攻撃的なストロークで常に主導権を握り相手を動かし最初のフェレールのサーブをブレイク、続くサービスをキープし2-0とリード。
しかしファーストサービスの確率が最初の3ゲームで41%と苦しい立ち上がり、フェレールのストロークが深く、2度連続でサービスダウンし5ゲーム連取とリード許す苦しい展開で3-6で第1セットを先取される。
第2セットも最初のサービスゲームでサーブをブレイクされ0-1とされるも、続く第2ゲームの最初のポイントでネットプレーでポイント、バックのダウンザラインからドロップショットと緩急のあるプレーでカウンターを狙うフェレールを揺さぶり、最後は回り込みフォアのエースでブレイクバック、タイブレークまでもつれた第2セットを0-4からのカムバックで奪いかえす。
錦織はファイナルセット、2本のサービスエース、70パーセントのフィーストサービスで安定したプレーを見せて、2度のブレイクを果たし、3試合連続でファイナルセットにもつれた試合に勝利し準決勝進出を果たした。準決勝はジョコビッチと対戦する。また今回の勝利により最終戦進出を決めた。
記事: 長嶋秀和