ロンドンで開催されているATPワールド・ツアー・ファイナル(賞金総額7億円、ハードコート)。11日、ラウンドロビン2戦目、錦織圭がロジャー・フェデラー(スイス)と対戦し3-6、2-6で敗退し2勝目はならなかった。フェデラーとの通算成績は2勝3敗となった。試合時間は1時間9分。

錦織はBグループ2位以内を目指し3戦目でミロシュ・ラオニッチと対戦する。

第1セット、第2ゲームでサービスウィナーを決めるなど好調にキープした錦織は、続く第3ゲームではバックのエースでチャンスを掴むもパッシングショットをフェデラーが素晴らしいボレーで決めてキープし2-1と先行する。

第4ゲーム、錦織のボレーに対しフォアのクロスでパッシングショットを決めると、最後は回り込みフォアで百クロスにエースを決めたフェデラーがブレイクし主導権を握る。

3度のダブルフォルトなどファーストサービス62%の錦織は、ファーストが入った時には75%の高い確率でポイントを奪うが、1度のブレイクを許しセットを許す展開。

試合を通じて3度のブレイクチャンスを生かせず、第2セットもフェデラーに2度のブレイクを許し、第2セットではリターンでわずかに6点しか奪えず敗退した。

試合を通じて74%の確率でサービスゲームでポイントを支配したフェデラーがラウンドロビンで2勝目を挙げた。

記事;長嶋秀和