ロンドンで開催されているATPワールド・ツアー・ファイナル(賞金総額7億円、ハードコート)。13日、ラウンドロビン3戦目、錦織圭は、錦織はBグループ2位以内を目指しラオニッチの棄権により、リザーブで待機していたダビド・フェレールと対戦し4-6、6-4、6-1で勝利しリーグ戦2勝1敗とした。

第1セット、錦織は今大会不調のサービスでダブルフォルト4本、セカンドサービスでは35%奪うにとどまり4-6とセット選手を許す展開。

第2セットでは、ダブルフォルト無しで72%のファーストサービスを決め、88%の高確率でファーストサービスが入った時にポイントを獲得し1度もブレイクピンチに陥ることなく、最後はバックハンドのエースで第2セットを奪い返した。

第2セットを終えて1時間25分のロングマッチとなった試合、第3セットのリターンゲームでブレイクすると、第2ゲームではセカンドサービスでウィナー、フォアの逆クロスでエースでキープし、続く第3ゲームもコースを隠してからのバックのクロスでエースを決めて3-0リードを広げる。

バック、フォアとともに早い展開でコートの中に入ってエースを奪うと、ドロップショット、リターンエースと攻め続けた錦織は、6-1でセットを奪い勝利しリーグ戦2勝1敗とした。

フェデラーは錦織が第1セットを落とした時点で得失セットの関係で決勝トーナメント進出が決定した。またフェデラーがマレーに6-0、6-1で勝利し錦織が準決勝に進出を果たした。

記事:長嶋秀和