今年2月に開催された男子テニスツアーのエクアドル・オープンのシングルス決勝において、ビクター・エストレヤ・ブルゴス(ドミニカ共和国)が第1シードのフェリシアーノ・ロペス(スペイン)と対戦し6-2、6-7 (5)、7-6 (5)のフルセットの末に勝利しATPツアー初の決勝進出で初優勝を飾った。

オープン化以降のATPツアーでは最年長となる初優勝者、またドミニカ人としても初めてのツアー優勝となった。過去にはチャレンジャー大会では錦織圭が17歳当時に対戦し4-6、0-6で敗退するなど活躍に及ばなかった。

33歳、ツアーで最もグレードの低い大会であるフューチャーズ大会でも2度の初戦敗退など苦戦するも、チャレンジャー大会で2戦に優勝、ATPツアーでの初勝利など躍進。

昨年は世界ランク100位以内に入るとツアー大会でベスト4進出、全米オープンでは34歳にしてグランドスラム初勝利、3回戦では現在世界ランク6位、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を相手に6-7(5)、6-7(5)、6-7(3)と大接戦を演じた。

また身長が173cmと日本人選手に近い体格ながら世界ランクは今年の2月に最高48位まで上り詰める活躍を果たしている。34歳の新鋭が今、ツアーで注目を集めている。

記事:長嶋秀和