英国、ロンドンにて開催される男子ATPテニスツアーの最終戦ATPワールド・ツアーファイナル(ハード)。世界ランク上位8人が2組に分かれ、総当たり戦で、各組2位までが準決勝に進出する。

世界ランク8位の錦織圭(25歳、日清食品)はラウンドロビン2戦目で同ランク6位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)と対戦し7-5、3-6、6-3のフルセットにもつれ込む接戦に勝利した。

第1セット、錦織圭は何度もつかんだチャンスを逃すもセット終盤でブレークを決めセットを先取。続く第2セットでは先にブレークを決め2-0とリードを奪うも、続く5ゲームを連取したベルディヒが主導権を握りセットオールにもつれ込む展開。

ファイナルセットではサービスゲームで苦しみながらもキープを続けると第8ゲームは相手のミスとディフェンスでのポイントを重ねブレークしリードを奪うと最後のゲームではサービスエース、マッチポイントではスライスでのパッシングショットのスーパーショットを決めてリーグ戦を1勝1敗とした。

錦織圭は今大会初戦で4連覇と大会5度目の優勝を目指すジョコビッチ(セルビア)と対戦し1-6、1-6のストレートで敗退している。

次戦では世界ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)とグループA突破をかけて戦う。過去の対戦で錦織はロジャー・フェデラーと2勝3敗となっている。

記事:長嶋秀和