米国のメンフィスにて開催されるメンフィス・オープン(ハードコート)。10日、4連覇を狙う第1シードの錦織圭(26歳、日清食品)は2回戦からの登場。2回戦で世界ランク124位のライアン・ハリソン(23歳、米国)と対戦し、6-2、7-5で勝利し準々決勝進出を果たした。

第1セットからサービスエースを決め、サービスで崩しフォアハンドでエースを決めてポイントを奪うなどファーストサービスが入った時には81%の確率でポイントを獲得。続く第2セットも第5ゲームでブレイクを決めて主導権を握ると、粘りが持ち味のハリソンをドロップショットで崩すなど圧倒して快勝した。

準々決勝では世界ランク93位のミハイル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。ククシュキンは過去ツアー大会優勝、全豪オープンでベスト16進出の活躍をしている。錦織とククシュキンは過去4度対戦し錦織が4連勝している。今シーズン開幕戦のブリスベン国際では6-3、6-4で勝利している。

錦織圭は今季、ブリスベン国際でベスト8進出、全豪オープンでは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退もベスト8の活躍を果たしている。今大会では2013年大会で初優勝すると昨年まで3連覇の快挙を遂げている。

また予選を勝ち上がった世界ランク130位の西岡良仁(20歳、ヨネックス)は同82位のイリヤ・マルチェンコ(ウクライナ)と対戦し6-1、6-3のストレートで勝利、昨年2月のデルレイ・ビーチ国際に続いて2度目のツアー大会ベスト8進出を果たしている。準々決勝では、第4シードのサム・クエリー(28歳、米国)と対戦する。

記事:長嶋秀和