米国、カリフォルニア州で行われているBNPパリバ・オープン。13日、2回戦が行われ、世界ランク6位の錦織圭(26歳、日清食品)はミハイル・ククシュキン(28歳、カザフスタン)と対戦し6-3、6-3のストレートで勝利し4年連続で3回戦進出を果たした。

第1セット第1ゲーム、スライスで返した苦しいリターンから、バックバンドクロス、そしてバックバンドの逆クロスでエースを決めてブレークに成功。

長いラリーを得意とし2月のデ杯では世界ランク1位のジョコビッチを相手にフルセットの熱戦を演じたククシュキンに対して、錦織は展開の早いプレーでプレッシャーをかける。

第6ゲームでククシュキンにブレークバックを許すも、バックのダウンザラインで攻め込みエース、フォアのショートクロスやドロップショットで相手を崩し、逆クロスでエースを奪う多彩なプレーで相手を翻弄。

3度のサービスブレークを果たして第1セットを先取すると、第2セットではブレークは1度だったが、相手にブレークチャンスを許さずに快勝した。

「風上と風下が凄くはっきりしているのでその中で頭を使いながら良くプレーが出来た。」と錦織は試合を振り返った。

錦織は、マスターズ初優勝を目指し3回戦では第30シードのスティーブ・ジョンソン(米国)と対戦する。

また女子シングルス3回戦で世界89位の奈良くるみ(安藤証券)は世界37位のバルボラ・ストリコバ(チェコ)に6-3、1-6、2-6で敗退した。

記事:長嶋秀和