5日、テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループの日本とフランス戦の第3日。東京の有明コロシアムでシングルス2試合が行われ、西岡良仁(21歳、ミキハウス)は手首の怪我でリタイアも内山靖崇(24歳、北日本物産)がピエール=ユーグ・エルベール(25歳、フランス)に勝利し1勝をあげた。

準々決勝進出ならなかった日本は9月にワールドグループ残留をかけてプレーオフを戦う。

幾多の才能をあるジュニア選手を見てきた米沢徹コーチは、「シモンは直線的にプレーするフラット系のテニスだが左右へのラインへのコントロールそしてボールの深さも優れていた。西岡選手はトップスピンでタイミングをずらしネットを窺い、スニークインで何度もポイントを決めシモンにプレッシャーをかけたが後一歩及ばなかった。」と語っている。

多彩なプレーが強みのフランスチームに対して日本のエースでもある錦織圭(27歳、日清食品)のいないチームにおいて21歳の西岡の駆け引きや相手のスキを突くテニスの賢さに期待したい。

記事:長嶋秀和