慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催されている慶應チャレンジャー国際テニストーナメント。2回戦で主催者推薦で出場の慶應義塾大学のエース、上杉海斗が第6シードのルーベン・ベーメルマンス(ベルギー)と対戦し6-4、3-6、6-3のフルセットで勝利しベスト8進出を果たした。
海外遠征もユニバーシアード日本代表まで経験がなかったという上杉。回り込みフォアから強烈に打ち込むショットを武器に相手を圧倒するプレースタイルが魅力の選手。
ジュニア時代は高校総体(インターハイ)では決勝で6-4、4-0から逆転負け、全日本ジュニア準決勝では6-1、5-2から逆転負けと全国タイトルに縁がなかったが、昨年末インカレ室内で初の全日本タイトルに辿り着いた。
今大会では1回戦で、前週の島津全日本室内テニス選手権兼、京都チャレンジャー大会で優勝を果たしていた世界ランク186位の内山靖崇と対戦し6-4、1-6、6-3のフルセットで快勝した。
2回戦でも回り込みフォアの逆クロスだけでなく、回り込みのストレート、そしてネットプレーなどダイナミックなテニスに繊細なゲーム運びを発揮し競り勝った。
準々決勝では、第4シードの添田豪をストレートで倒した伊藤竜馬と対戦する。
国内大会で育った大器晩成の上杉が、グランドスラム大会を幾度も戦ってきた伊藤竜馬とどのような戦いを繰り広げるだろか注目の一戦となる。
記事:長嶋秀和