<全仏オープンテニス4日目>(通称:ローランギャロス)

5月31日。女子ダブルス1回戦。
第18シードの穂積絵莉(橋本総業ホールディングス)加藤未唯(佐川印刷)がエイジア・ムハメッド、テイラー・タウンゼント(共にアメリカ)に7-5 6-3で初戦ストレート勝ちした。
2回戦は、アシュリー・バーティ、ケーシー・デラクア(共にオーストラリア)と対戦する。

穂積・加藤はグランドスラム大会では2002年フレンチオープンの杉山愛・藤原里華組以来、15年ぶりとなるベスト4(全豪オープン)進出の快挙を達成している。
その他岐阜で行われたITFカンガルーカップ、ITFイタリアと2週連続優勝、イタリアンオープンでは厳しい1回戦に勝ち16強になった。

期待を背負って出場した全仏オープン1回戦。
4-1,5-2と出だしは好調。
だがその後、ムハメッドのフォアポーチウィナーとタウンセンドの当たり損ないスマッシュが決まり、5-5に追いつかれる。

しかし、ここで落ち着いて低いボールをしっかり擦り上げウィナーを重ね、7-5ラブゲームブレーク。

第2セットも追いあげられても焦らず、自分たちの元気のいいプレーで得点を奪い、6-3のストレート勝ち。ズルズルと行かないところがさすが全豪ベスト4ペアだ。

穂積「全豪では1つ勝つのに必死だった。今回は目標を高くして試合に挑んだ。」

「今回はあまり緊張はしなかったが、5-1から相手の流れなってしまった。7-5になる前に止めたかった。5-5で未唯がキープしたのが大きい。」

加藤「全豪では1つ勝っただけでもそれだけで嬉しかった。しかし今回はシードになって勝たなくちゃという思いに変わった。だから勝ったときは、あっ勝った。。とほっとした感じです。」

「5-1から自分たちのミスが増えて相手のミスが減ってきた。緊張で落としたのではないと思う。」

2回戦、意気込みは?

穂積「次のデラクアのイメージがまだつかめない。バーディはなんでもできる選手。自分たちがアグレッシブにプレーすることが大事だと思う。」
「全豪以上の成績が欲しい。2人のプレーができたら、勝てると思う。」

加藤「次の試合も自分たちの100%出していきたい。」
「今回は全豪ベスト4以上に行きたいと思う。そのため1戦1戦しっかりやっていく。」

最後は口をそろえて、ベスト4越え!と言う2人。4大大会グランドスラムへの意気込みを語ってくれた。
女子ダブルスドローPDF版

大会オフィシャルHP:ローランギャロス2017
ダブルス優勝賞金:€540,000(7千万円)
準優勝: €270,000(3千500万円)
ベスト4: €132,000(1千700万円)
ベスト8: €72,000(1千万円)
3回戦: €39,000(500万円)
2回戦: €21,000(270万円)
1回戦: €10,500(140万円)
本戦64ドロー、赤土クレー
会場:Rolandgarros
期間:5/28-6/11,2017
パリ現地時刻(時差-7時間)

オーダー・オブ・プレー
フレンチ・オープンドロー

(記事塚越亘, KYOKO, Y.Morishita, T.Terashima, photo/H.Sato)