カナダオープン(大会正式名:ロジャーズ・カップ)

男子シングルス1回戦が行われ、杉田祐一(三菱電機)は第9シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦。
第1セットを6-4で取るものの、その後1-6 4-6と惜しくも競り負けてしまった。

杉田は7月にアンタルヤ・オープン(ATP250)でツアー初優勝し、ウィンブルドンでは本戦初勝利を上げる。
ランキングも自己最高の44位、と松岡修造を越える快挙を成し遂げた。
ロジャーズ杯はそれ以来の期待のかかった試合であった。

1回戦、杉田vsゴファン

<第1セット>

いきなりゴファンのサーブをブレークした。
杉田のテニスの調子の良さと自信がひかる。

ところが、その自信で力が入ってしまっているのか、やや空回り、自分のサーブを落としてしまった。
お互いにすんなりと自分のサーブをキープできずに混戦する。

4-4、ゴファンのサーブで15-40、
杉田の深いショットはイン、また杉田がブレークし、先行する。

5-4、杉田のサービング・フォ・ザ・セットは40-15とセットポイントを握る。
最初のセットポイントは攻めたがロングに。
2度目のセットポイント、12回目のゴファンのショットはワイド。
第7ゲームから4ゲーム連取で杉田が第1セットを6-4で取った。

<第2セット>

第2ゲーム、第4ゲームもキープできず、0-4。
ゴファンの速い攻めで1-6で第2セットは落とす。

<ファイナル・セット>

第5ゲーム、杉田のサーブで30-30。
勝負をかけ前へ出るがフォアのダウン・ザ・ライン・パスを決められブレーク・ポイントを握られる。

デュースにするが、ダブルフォルトでまたブレーク・ポイント。
セカンド・サーブをネットの一番低いセンターネットの白帯にかけてしまった。
連続ダブルフォルトの痛いミスで2-3に。

しかし、杉田は続くゲームをラブでブレーク・バックし、3-3。
ゴファンも杉田のプレーにプレッシャーを感じているのだろう。

4-4 杉田のサーブ。
15-0の時、足を滑らせたのか、気にしている。
そのせいなのか。ブレーク・ポイントをしのぐも、デュース後の3つめのブレーク・ポイントで、深く返ってきたリターンをネットにしてしまい、サーブを落とした。4-5

ゴファンのサービング・フォ・ザ・マッチ。
ワイドのサービス・エースで40-0とマッチポイント。
ラリー戦が続くが杉田のフォアがわずかにアウトし、初戦敗退となった。

残念ながら敗れてしまったが
堂々と互角の勝負を挑んだ杉田祐一。彼の粘り強いプレーに今後も期待したい。

初戦(2回戦)錦織圭vsG.モンフィス(FRA)は9日(水)の12:30。日本時間では10日の深夜1:30予定。

男子オーダー・オブ・プレー
女子オーダー・オブ・プレー

USオープンシリーズ
8月14日からシンシナティー
8月21日からWINSTON-SALEM OPEN(ATP250杉田祐一出場予定)
8月28日からは今年最後のグランドスラム大会、USオープン

<<2回戦>>
5)錦織圭 vs G.MONFILS(FRA)
<<1回戦>>
〇9]D.GOFFIN(BEL) 46 61 64 ●杉田祐一
ドローPDF版
ドローネット版
ロジャースカップ女子
<<女子2回戦>>
Q]大坂なおみ vs A.SEVASTOVA(LAT)
<<女子1回戦>>
〇大坂なおみ 61 41ret. ●H.WATSON(GBR)
女子本戦ドローPDF版日比野菜緒、尾崎里紗、土居美咲、奈良くるみ、穂積絵莉、加藤未唯の7選手が予選から挑戦。
尾崎と土居は予選決勝で敗れた。
予選ドロー
穂積加藤組、日比野菜緒、青山修子が外人とペアーを組み出場している。
ダブルス・ドロー
ロジャーズ杯大会データー
大会正式名:ROGERS CUP
ATPカテゴリー1000:ATPTourMasters1000カナダ・オープン
賞金総額:$4,917,120(約5.1億円)
優勝賞金:$894,585(1億円)
準優勝:$438,635(5千万円)
4強:$220,760(2.5千万円)
8強:$112,255(1.2千万円)
3回戦:$58,295(600万円)
2回戦:$30,730(320万円)
1回戦:$16,595(180万円)
大会会場:Uniprix Stadium
期間:08/07-08/15/2017オーダー・オブ・プレー
現地時刻(時差-13時間)
ライブスコア

(記事塚越亘、kyoko photo©Gokhan Taner/Antalya Open)

アンタルヤ・オープンで優勝した杉田。自信あふれるプレーをする